千葉大学整形外科における新専門医制度のご案内
更新日 2017.7.8
平成29年度以降にこの専門医制度を考えている研修医の先生へ
2017年4月からの新専門医制度について、整形外科では、2017年度は従来型の整形外科研修制度と、新専門研修制度で検討してきた新しい整形外科研修プログラム(暫定プログラム)を並列して施行することが決定しました。2017年度においては、従来型の整形外科研修制度、暫定プログラムのいずれを選択して研修を開始しても、取得できるのは日本整形外科学会の専門医になります(機構専門医ではありません)。
千葉大学整形外科はI型基幹施設であり、暫定プログラムで運用されます。暫定プログラムでは、従来型よりも1年早く専門医を取得することができます。2016年8月1日からシニアレジデント募集が始まっておりますので、千葉大学整形外科における研修プログラムについてご紹介します。
千葉大学整形外科はI型基幹施設であり、暫定プログラムで運用されます。暫定プログラムでは、従来型よりも1年早く専門医を取得することができます。2016年8月1日からシニアレジデント募集が始まっておりますので、千葉大学整形外科における研修プログラムについてご紹介します。
認定基準 | : | I型研修プログラム群(リサーチマインド研修基幹施設中心群) |
地域部 専攻医定員 | : | 21名 |
連携施設数 | : | 38 |
①専門研修基幹施設
千葉大学医学部附属病院が専門研修基幹施設となります。
②専門研修連携施設
千葉大学整形外科専門研修プログラムの専門研修連携施設は以下に示す38病院で、ほぼ,千葉内および近隣の東京都に集約されております。他都道府県に無い特徴として,一つの基幹病院に対し,研修に必須である,がんセンター,こども病院を独自に持っているため,単位が取りくいこの2領域に対して,どの時期においても容易に取得する事が出来ます。
施設番号 | 施設名 |
---|---|
1 | 小見川総合病院 |
2 | 金沢病院 |
3 | 柏市立柏病院 |
4 | 君津中央病院 |
5 | 東千葉メディカルセンター |
6 | 千葉県立佐原病院 |
7 | 千葉県こども病院 |
8 | 千葉医療センター |
9 | 済生会習志野病院 |
10 | さんむ医療センター |
11 | 聖隷佐倉市民病院 |
12 | 聖隷横浜病院 |
13 | 千葉メディカルセンター |
14 | 千葉市立青葉病院 |
15 | 千葉労災病院 |
16 | 長生病院 |
17 | 習志野第一病院 |
18 | 成田赤十字病院 |
19 | 沼津市立病院 |
20 | 松戸市立病院 |
21 | 船橋中央病院 |
22 | 船橋市立医療センター |
23 | 富士整形外科病院 |
24 | 帝京大学ちば総合医療センター |
25 | 東邦大学医療センター 佐倉病院 |
26 | 千葉リハビリテーションセンター |
27 | 東京城東病院 |
28 | 国保旭中央病院 |
29 | 山王病院 |
30 | 千葉県がんセンター |
31 | 熊谷総合病院 |
32 | 船橋整形外科病院 |
33 | 下志津病院 |
34 | 千葉東病院 |
35 | 松戸整形外科病院 |
36 | 国府台病院 |
37 | 千葉県救急医療センター |
38 | 西能病院 |
基幹施設である千葉大学医学部附属病院整形外科では、全てのサブスペシャリティ領域の専門家を揃えており、また新鮮凍結屍体を用いた手術手技研修などで最先端の治療を学ぶことができます。
連携施設群には、年間 1000 例以上の手術件数を取り扱う大型総合病院が12施設含まれており、ほとんどの専攻医は、術者として多くの年間100例以上の手術を経験することができます。また、その地域において地域医療の拠点となっている地域医療支援病院が10施設、救急救命センターが7施設、災害拠点病院が11施設含まれています。これらの連携施設での研修中には、外傷を中心とした手術手技や、周囲医療機関との病病連携、病診連携を含めた地域医療を経験することができます。
その他、各分野の最先端治療を行う高度専門領域研修病院である千葉県がんセンター、千葉県こども病院が連携施設に含まれています。脊椎外科、関節外科、手外科、スポーツ整形外科などに特化した病院も多数あり、これらの連携施設では、整形外科専門研修期間からこれらのサブスペシャリティ領域の研修を行うことができます。
連携施設群には、年間 1000 例以上の手術件数を取り扱う大型総合病院が12施設含まれており、ほとんどの専攻医は、術者として多くの年間100例以上の手術を経験することができます。また、その地域において地域医療の拠点となっている地域医療支援病院が10施設、救急救命センターが7施設、災害拠点病院が11施設含まれています。これらの連携施設での研修中には、外傷を中心とした手術手技や、周囲医療機関との病病連携、病診連携を含めた地域医療を経験することができます。
その他、各分野の最先端治療を行う高度専門領域研修病院である千葉県がんセンター、千葉県こども病院が連携施設に含まれています。脊椎外科、関節外科、手外科、スポーツ整形外科などに特化した病院も多数あり、これらの連携施設では、整形外科専門研修期間からこれらのサブスペシャリティ領域の研修を行うことができます。
千葉大学整形外科専門研修の特筆すべき特徴
➀ 基幹施設の千葉大学医学部附属病院での研修
専門研修初年度は、千葉大学医学部附属病院を中心に研修をおこないます。
腰椎、頸椎脊髄、上肢(肩)、手、リウマチ股関節、スポーツ下肢(膝、足)の診療グループに分かれており、最先端の診療および基礎、臨床研究を行っています。大学病院での研修期間は、各診療グループに属することにより、全てのサブスペシャリティ領域で最先端の治療を学ぶことができます。
また、初年度より積極的に学会発表、論文作成を行うことによりリサーチマインドを育成することを重視しています。千葉大学整形外科教室例会での研究発表(年1回)、千葉県内での研究会の参加(年100回以上開催)、国内外での学術集会での発表(年1回以上)と論文執筆(研修期間中1編以上、日本語、英語原著共に可)を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。(学会・研修会・セミナー一覧へリンク / 学会・研修会・セミナーの報告へリンク)
腰椎、頸椎脊髄、上肢(肩)、手、リウマチ股関節、スポーツ下肢(膝、足)の診療グループに分かれており、最先端の診療および基礎、臨床研究を行っています。大学病院での研修期間は、各診療グループに属することにより、全てのサブスペシャリティ領域で最先端の治療を学ぶことができます。
また、初年度より積極的に学会発表、論文作成を行うことによりリサーチマインドを育成することを重視しています。千葉大学整形外科教室例会での研究発表(年1回)、千葉県内での研究会の参加(年100回以上開催)、国内外での学術集会での発表(年1回以上)と論文執筆(研修期間中1編以上、日本語、英語原著共に可)を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。(学会・研修会・セミナー一覧へリンク / 学会・研修会・セミナーの報告へリンク)
➁ 多様な連携施設での研修
専門研修2年目以降は、連携施設を中心に研修を行います。
整形外科後期研修プログラムで必要とされる症例数は,年間手術症例が 40 例と定められていますが、基幹施設および連携施設全体で年間新患数 180,000名以上,年間手術件数26,000件以上の豊富な症例数を有する本研修プログラムでは、必要症例数をはるかに上回る症例を経験することができます。
連携施設は、スポーツ整形外科、手外科、脊椎外科、関節外科、外傷、救急医療、リハビリテーションなどそれぞれに特色をもった38におよぶ大学・病院があり、その多くは千葉県内に集約されています。これらの連携施設で、地域医療から最先端の臨床までを学ぶことができます。
例えば、千葉県がんセンターでは骨軟部腫瘍、千葉県こども病院では小児整形に特化した専門性の高い研修を受けることができます。また、千葉大学医学部附属病院や連携施設の多くの医師が、スポーツドクターとしてアスリートの診療や競技団体のサポートを行っています。種目はサッカー、ラグビー、野球、バレーボール、大相撲、競泳、フィギュアスケート、競泳、ゴルフなど多様です。研修中または終了後に、スポーツドクターとして国内外の遠征に帯同する機会を得ることも可能です。
整形外科後期研修プログラムで必要とされる症例数は,年間手術症例が 40 例と定められていますが、基幹施設および連携施設全体で年間新患数 180,000名以上,年間手術件数26,000件以上の豊富な症例数を有する本研修プログラムでは、必要症例数をはるかに上回る症例を経験することができます。
連携施設は、スポーツ整形外科、手外科、脊椎外科、関節外科、外傷、救急医療、リハビリテーションなどそれぞれに特色をもった38におよぶ大学・病院があり、その多くは千葉県内に集約されています。これらの連携施設で、地域医療から最先端の臨床までを学ぶことができます。
例えば、千葉県がんセンターでは骨軟部腫瘍、千葉県こども病院では小児整形に特化した専門性の高い研修を受けることができます。また、千葉大学医学部附属病院や連携施設の多くの医師が、スポーツドクターとしてアスリートの診療や競技団体のサポートを行っています。種目はサッカー、ラグビー、野球、バレーボール、大相撲、競泳、フィギュアスケート、競泳、ゴルフなど多様です。研修中または終了後に、スポーツドクターとして国内外の遠征に帯同する機会を得ることも可能です。
➂ 千葉大学関連施設との連携による研修や研究
千葉大学予防医学センター、フロンティア医工学センターでは、整形外科出身の医師が教授を務めています。さらに、附属病院リハビリテーション部、環境生命医学、医学教育研究室、国際教養学部にも整形外科出身の医師が在籍しており、連携して研究や専攻医の教育を行っています。
特に、環境生命医学講座のClinical Anatomy Laboratoryでは、新鮮凍結屍体を用いた手術手技研修を全国にさきがけて行っています。専攻医向けの研修としては、初年度に5回程度の手術手技研修(骨折、関節鏡手術、X線透視を用いた脊椎手術など)に参加することができます。また、新鮮凍結屍体を用いた解剖、バイオメカニクス研究も推進しています。
特に、環境生命医学講座のClinical Anatomy Laboratoryでは、新鮮凍結屍体を用いた手術手技研修を全国にさきがけて行っています。専攻医向けの研修としては、初年度に5回程度の手術手技研修(骨折、関節鏡手術、X線透視を用いた脊椎手術など)に参加することができます。また、新鮮凍結屍体を用いた解剖、バイオメカニクス研究も推進しています。
➃ 研修プログラム修了後の進路
プログラム修了後は、大学院に進学するコースと、連携施設で引き続き整形外科専門医として研鑽を続けるコースが選択できます。現状では、8割以上の医師が大学院へ進学しています。千葉大学大学院医学研究院整形外科学教室の特徴は、基礎研究を行うだけでなく、いずれかの診療グループに属してサブスペシャリティ領域の臨床業務にも従事することです。大学院の期間、physician scientistとして基礎、臨床の両面に関わることにより、幅広い視野を身につけることができ、また基礎と臨床の橋渡し研究であるトランスレーショナルリサーチを推進することができます。研究領域は、軟骨や脊髄の再生、痛みの分子生物学的メカニズム、MRIなどの画像診断や動作解析などのバイオメカニクス研究まで非常に多彩です。
大学院卒業後は、連携施設でサブスペシャリティ領域の研鑽を続けることになりますが、約1/3の医師が国内外の施設へ留学し、さらに基礎、臨床研究を行っています。
大学院卒業後は、連携施設でサブスペシャリティ領域の研鑽を続けることになりますが、約1/3の医師が国内外の施設へ留学し、さらに基礎、臨床研究を行っています。
なお、3 年目までに十分な研修を行うことができたと判断できた専攻医については、4 年目に大学院に入学し、大学及び近隣連携施設に勤務しながら研究を開始し、1年早く学位を取得することも可能です。