Seminar/Column

セミナー/コラム

第17回上肢セミナーが開催されました

更新日 2025.6.11

本セミナーは手外科グループと肩グループ、そして療法士を対象とした、医師と療法士の垣根を超えた学際的な勉強会です。今年で17回目の開催を迎えることができました。本会は業者からの援助を受けることなく、参加者の皆様からの参加費により運営されているという特徴があります。


今回は「拘縮についてのリハビリ」をテーマとして開催いたしました。肩、肘、手指の各部位について、それぞれ専門の先生方にご講演いただきました。
肩関節については、柏市立病院の秋山太郎先生より凍結肩についてご講義いただきました。また、船橋整形外科の理学療法士である澤野靖之先生からは、実技を交えながらリハビリテーションの実際について詳しくお話しいただきました。
肘関節に関しては、千葉大学の松浦佑介先生から外傷後の拘縮について、実際の症例を交えながらご講義いただきました。同じく千葉大学の作業療法士である山田彩恵先生からは、具体的なリハビリテーション手法についてお話しいただきました。
手指については、青葉病院の戸口康成先生より外傷後の手指拘縮についてご講義いただき、同じく青葉病院の作業療法士である須賀美紀先生からは拘縮部位同定法を中心とした実践的な内容をご指導いただきました。

参加者同士が実際のリハビリテーション技術や拘縮解除法を実践する参加型の講習会となり、非常に活発な学習の場となりました。また、多くの質疑応答があり、参加者の皆様の熱心な取り組みにより大変盛会となりました。
今後の開催予定
毎年6月頃には今回のような実践的な形式のセミナーを、11月頃には外部講師をお招きしての講演会を企画しております。今後とも皆様のご参加を心よりお待ちしております。