千葉大学整形外科での後期研修
更新日 2023.2.6
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39 | 新東京病院 |
40 | おゆみの中央病院 |
41 | 勝浦整形外科クリニック |
42 | 東京都立墨東病院 |
43 | 柏厚生総合病院 |
44 | 聖路加国際病院 |
45 | 名戸ヶ谷病院 |
46 | 東京共済病院 |
47 | 流山中央病院 |
基幹施設である千葉大学医学部附属病院整形外科では、全てのサブスペシャリティ領域の専門家を揃えており、また新鮮凍結屍体を用いた手術手技研修などで最先端の治療を学ぶことができます。
連携施設群には、年間 1000 例以上の手術件数を取り扱う大型総合病院が12施設含まれており、ほとんどの専攻医は、術者として多くの年間100例以上の手術を経験することができます。また、その地域において地域医療の拠点となっている地域医療支援病院が10施設、救急救命センターが8施設、災害拠点病院が13施設含まれています。これらの連携施設での研修中には、外傷を中心とした手術手技や、周囲医療機関との病病連携、病診連携を含めた地域医療を経験することができます。
その他、各分野の最先端治療を行う高度専門領域研修病院である千葉県がんセンター、千葉県こども病院が連携施設に含まれています。脊椎外科、関節外科、手外科、スポーツ整形外科などに特化した病院も多数あり、これらの連携施設では、整形外科専門研修期間からこれらのサブスペシャリティ領域の研修を行うことができます。
千葉大学整形外科専門研修の特筆すべき特徴
➀ 基幹施設の千葉大学医学部附属病院での研修
専門研修初年度は、千葉大学医学部附属病院を中心に研修をおこないます。
腰椎、頸椎脊髄、上肢(肩)、手、リウマチ股関節、スポーツ下肢(膝、足)の診療グループに分かれており、最先端の診療および基礎、臨床研究を行っています。大学病院での研修期間は、各診療グループに属することにより、全てのサブスペシャリティ領域で最先端の治療を学ぶことができます。
また、初年度より積極的に学会発表、論文作成を行うことによりリサーチマインドを育成することを重視しています。千葉大学整形外科教室例会での研究発表(年1回)、千葉県内での研究会の参加(年100回以上開催)、国内外での学術集会での発表(年1回以上)と論文執筆(研修期間中1編以上、日本語、英語原著共に可)を行うことによって、各専門領域における臨床研究に深く関わりを持つことができます。(学会・研修会・セミナー一覧へリンク / 学会・研修会・セミナーの報告へリンク)
➁ 多様な連携施設での研修
専門研修2年目以降は、連携施設を中心に研修を行います。
整形外科後期研修プログラムで必要とされる症例数は,年間手術症例が 40例と定められていますが、基幹施設および連携施設全体で年間新患数 180,000名以上,年間手術件数26,000件以上の豊富な症例数を有する本研修プログラムでは、必要症例数をはるかに上回る症例を経験することができます。
連携施設は、スポーツ整形外科、手外科、脊椎外科、関節外科、外傷、救急医療、リハビリテーションなどそれぞれに特色をもった46におよぶ大学・病院があり、その多くは千葉県内に集約されています。これらの連携施設で、地域医療から最先端の臨床までを学ぶことができます。
例えば、千葉県がんセンターでは骨軟部腫瘍、千葉県こども病院では小児整形に特化した専門性の高い研修を受けることができます。また、千葉大学医学部附属病院や連携施設の多くの医師が、スポーツドクターとしてアスリートの診療や競技団体のサポートを行っています。種目はサッカー、ラグビー、野球、バレーボール、大相撲、競泳、フィギュアスケート、競泳、ゴルフなど多様です。研修中または終了後に、スポーツドクターとして国内外の遠征に帯同する機会を得ることも可能です。
➂ 千葉大学関連施設との連携による研修や研究
千葉大学予防医学センター、フロンティア医工学センターでは、整形外科出身の医師が教授を務めています。さらに、附属病院リハビリテーション部、環境生命医学、医学教育研究室、国際教養学部にも整形外科出身の医師が在籍しており、連携して研究や専攻医の教育を行っています。
特に、環境生命医学講座のClinical Anatomy Laboratoryでは、新鮮凍結屍体を用いた手術手技研修を全国にさきがけて行っています。専攻医向けの研修としては、初年度に5回程度の手術手技研修(骨折、関節鏡手術、X線透視を用いた脊椎手術など)に参加することができます。また、新鮮凍結屍体を用いた解剖、バイオメカニクス研究も推進しています。
➃ 研修プログラム修了後の進路
プログラム修了後は、大学院に進学するコースと、連携施設で引き続き整形外科専門医として研鑽を続けるコースが選択できます。現状では、8割以上の医師が大学院へ進学しています。千葉大学大学院医学研究院整形外科学教室の特徴は、基礎研究を行うだけでなく、いずれかの診療グループに属してサブスペシャリティ領域の臨床業務にも従事することです。大学院の期間、physician scientistとして基礎、臨床の両面に関わることにより、幅広い視野を身につけることができ、また基礎と臨床の橋渡し研究であるトランスレーショナルリサーチを推進することができます。研究領域は、軟骨や脊髄の再生、痛みの分子生物学的メカニズム、MRIなどの画像診断や動作解析などのバイオメカニクス研究まで非常に多彩です。
大学院卒業後は、連携施設でサブスペシャリティ領域の研鑽を続けることになりますが、約1/3の医師が国内外の施設へ留学し、さらに基礎、臨床研究を行っています。
個々のキャリアプランに応じた様々なスタイルに対応出来るよう調整しております。随時、ご相談ください。
また、Ⅱ型プログラムとして、東邦大学医療センター佐倉病院と連携しております。
こちらでも毎年若干名の専攻医を募集しております。
下記、サイトをご参考下さい。
https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/sakura/pv/orthopedics/trainee/applicant.html
600名ちかい同門医師を擁する千葉大学整形外科には他大学出身者も多く(下表・平成29年4月現在)、研修先・内容の出身大学による違いは一切ありません。
「千葉大学」整形外科ですので,千葉大学出身者の割合は57.3%となっております(図1)が,図2のように平成16年より施行された卒後初期臨床研修制度修了者の入局の割合は他大出身者の割合が増加しており、千葉大出身者のみならず他大出身者が当教室の専門研修の質を重視して入局している様子がわかります。これら新規入局者はほぼ全員が事前に見学して自らの進路を決めた先生方です。
このように多くの先輩方が様々な地域から入局していますので、入局にあたり出身大学による影響は全くありません。
地域 | 出身大学 | 人数 | 地域 | 出身大学 | 人数 | |||
北海道 | 10 | 北大医 | 3 | 北陸 | 36 | 金沢大医 | 10 | |
札医大 | 1 | 金沢医大 | 1 | |||||
旭川医大 | 6 | 新潟大医 | 8 | |||||
富山医薬大・富山大医 | 12 | |||||||
東北 | 31 | 岩手医大 | 1 | 福井医大・福井大医 | 5 | |||
弘前大医 | 5 | |||||||
山形大医 | 14 | 近畿 | 14 | 関西医大 | 1 | |||
秋田大医 | 4 | 京府医大 | 1 | |||||
東北大医 | 1 | 近大医 | 2 | |||||
福島県立医大 | 6 | 大阪医大 | 1 | |||||
三重大医 | 3 | |||||||
関東 | 436 | 群大医 | 8 | 滋賀医大 | 2 | |||
信大医 | 11 | 岐阜大医 | 1 | |||||
山梨医大・山梨大医 | 13 | 和歌山県医 | 2 | |||||
防衛医大 | 1 | 奈良医大 | 1 | |||||
筑波大医 | 5 | |||||||
獨協医大 | 4 | 中国 | 11 | 島根医大 | 2 | |||
埼玉医大 | 6 | 岡山大医 | 4 | |||||
慶応大医 | 1 | 川崎医大 | 2 | |||||
順天堂大医 | 3 | 広島大医 | 3 | |||||
慈恵医大 | 2 | |||||||
日大医 | 5 | 四国 | 11 | 徳島大医 | 3 | |||
東邦大医 | 8 | 高知医大・高知大医 | 3 | |||||
日医大 | 6 | 香川医大・香川大医 | 3 | |||||
東女医大 | 2 | 愛媛大医 | 2 | |||||
東京医大 | 7 | |||||||
帝京大医 | 2 | 九州・沖縄 | 19 | 宮崎医大・宮崎大医 | 7 | |||
昭和大医 | 6 | 長大医 | 2 | |||||
杏林大医 | 1 | 鹿児島大医 | 2 | |||||
聖マリ医大 | 3 | 琉球大医 | 7 | |||||
東海大医 | 2 | 福岡大 | 1 | |||||
北里大医 | 5 | |||||||
東医歯大医 | 1 | 海外 | 4 | 中国大医 | 2 | |||
千葉大医 | 334 | 台北学院医 | 1 | |||||
延世大医 | 1 | |||||||
東海 | 11 | 藤田保衛大医 | 3 | |||||
浜松医大 | 5 | 合計 | 583 | |||||
名市大医 | 3 |
大学院生(整形外科医5〜6年目)の声
整形外科の後期研修を終えて専門性を高めるために大学院に入学した先生の実際声をまとめました。
千葉県医師修学資金貸付制度を受けている学生,研修医の方々へ
「長期支援コース」「ふるさと医師支援コース」などの返還免除要件として,知事が定める病院又は診療所(特定病院等)に一定期間勤務することとしています.その特定病院等のうち,2年間の勤務が必須となる「地域A群」として約20の病院を定めています.その中で,千葉大学整形外科プログラムの連携施設には下記病院が該当します.全ての施設で指導医,研修体制が整っており,年間の手術件数や入院患者数も,充実しております.
従いまして,専門医機構の定める専攻医研修の基準を満たしており,その病院での研修は,専門医取得の年数に加算されますので,通常通り,3年8か月で専門医の取得が可能であります.
新プログラムにおける地域A群の中で,千葉大学整形外科プログラムの連携施設
・千葉県立佐原病院
・公立長生病院
・さんむ医療センター
・東千葉メディカルセンター
(令和4年3月現在)
◎千葉大学整形外科での見学・研修をご希望の方は以下までご連絡ください。
【千葉大学整形外科 見学・研修担当】
chibadai.seikei.nyuukyokuNO-MEIWAKU@gmail.com
(お手数ですが上記メールアドレスの[NO-MEIWAKU]の部分を削除して送信してください)
千葉大学整形外科はI型研修プログラムの基幹施設であり、下記の内容となっております。
認定基準
:
I型研修プログラム群(リサーチマインド研修基幹施設中心群)
地域部 専攻医定員
:
23名
連携施設数
:
47病院(2022年度現在)
①専門研修基幹施設
千葉大学医学部附属病院が専門研修基幹施設となります。
②専門研修連携施設
千葉大学整形外科専門研修プログラムの専門研修連携施設は以下に示す47病院で、ほぼ,千葉内および近隣の東京都に集約されております。他都道府県に無い特徴として,一つの基幹病院に対し,研修に必須である,がんセンター,こども病院を独自に持っているため,単位が取りくいこの2領域に対して,どの時期においても容易に取得する事が出来ます。