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第77回国民体育大会関東ブロック大会・ラグビーフットボール競技の帯同ドクター活動のご報告

帝京大学ちば総合医療センター整形外科
平成31年卒 川口大貴

 第77回国民体育大会関東ブロック大会・ラグビーフットボール競技の試合が江戸川区陸上競技場および江戸川区臨海球技場にて開催され、守屋拓朗先生(千葉ろうさい病院)と共に帯同ドクターとして参加いたしましたのでご報告いたします。

 部門は成年7人制、少年(高校生)15人制、女子7人制の3つに分かれており、10月の栃木国体本戦出場をかけて関東各チームとの熱戦を繰り広げました。
15人制ラグビーが激しいコンタクトを伴うことはある程度知られてきてはおりますが、7人制も7分ハーフと短い試合時間でありながら、15人制と同じ広さのグラウンドを走り回ることや1日に何試合も行うことなどから、負けず劣らず高いアジリティと持久力を要します。
スポーツ特性だけでなく、その日の気候、局面ごとの選手の心理的変化、コンタクトの瞬間の姿勢などに注目しながらリスクを予測し、起きうる事態に対応すべく備えた上で試合を見守るという経験は、やはり現場に出てこそのものであると実感いたしました。幸い全日程を通して大きな怪我人なく全日程を終え、女子7人制は見事に本戦出場を決めました。

 私自身が、スポーツDrのキャリアとして、千葉県のラグビーをはじめとするスポーツ現場に出務したこと、5月のPHICISを受講したこと、いくつものステップを踏んでこられたことが自信にもつながりました。また、試合会場で出身大学の山梨県のスタッフには大学時代お世話になった恩人ともうれしい再会も果たし、スポーツでの人のつながりも実感することができました。
まだまだ若手ではありますが、病院では整形外科専攻医として、グラウンドではスポーツDrとして、人一倍汗をかいて精進いたします。
本戦は10月に栃木県にも帯同させていただく予定で、それまでの練習でもサポートしてまいります。美しく逞しい千葉県女子ラグビーチームの応援を是非よろしくお願い致します。
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ヨーロッパ留学と学位取得のご報告、ロシアによるウクライナ侵攻下での欧州生活について

                      平成22年卒 貞升彩
   
 2020年秋より、欧州委員会の大学院Erasmus Mundus Joint Master of Arts in Sports Ethics and Integrity (MAiSI)に留学しておりました平成22年卒の貞升彩です。無事に学位を取得し先月帰国しました。

 コロナ流行1年目に欧州に渡航し、以降ベルギー、チェコ、スペイン、フィンランド、ギリシャで生活しました。各国のコロナ事情に翻弄されつつも、なんとか日本とはだいぶ違うヨーロッパのCOVID生活(欧州では“COVID”と呼びます)に慣れていきました。少しずつヨーロッパが日常を取り戻し、それを謳歌し始めた頃、ロシアがウクライナに侵攻し戦争が始まりました。

 2月24日の開戦当初はスペインのバルセロナ中心地、カタルーニャ広場のそばに住んでおり、侵攻に反対する大規模なデモが行われているのを見ました。2月28日からフィンランドのヘルシンキに移る予定に元々なっており、予定通り引っ越しをしました。バルセロナの空港では早速モスクワ行きの便がキャンセルされており、着いた先のヘルシンキではフィンランドの国旗以上にウクライナ国旗を目にし、顔に落書きされたプーチン大統領の紙が街には貼られているのを見かけました。私の住んでいたアパートの前の公園には小さな子供によって描かれたと思われるウクライナカラーの国旗の絵がありました。振り返ると、ちょうどフィンランドのNATO加盟申請が国内で議論されている緊張感の高い時にフィンランドにいたことになります。

 ムーミン好きの私はヘルシンキからムーミン列車に乗り、タンペレという街にあるムーミン美術館に行きました。ムーミンが平和を切望した作者ヤンソンによって第二次世界大戦前後に描かれたのは有名な話です。美術館には大きなムーミンの家の模型が飾られているのですが、その窓は世界の様々な地域の建築様式が使われています。フィンランドとロシア間の冬戦争の結果、一部がロシア領土となったカレリア地方のカレリア建築も含まれています。ロシアの中でも最も自然が美しいとされるカレリアは、ほぼフィンランド語のカレリア語を母国語とし、今回の侵攻前までは国境をまたいでフィンランドとロシア間で人の行き来があった地域です。今は人の往来も限定されていると言います。フィンランドを愛し平和を願った作者ヤンソンが緊張が高まっている両国間の今の状況を見たら、きっとひどく悲しむだろうと思わずにはいられません。

 タンペレ駅を挟んで反対側にはレーニン博物館というフィンランドとロシアの冬戦争の歴史や外交関係を知ることができる小さな博物館があります。歴史の展示ブースには、2000年代の最後の記述として、“これからもフィンランドはロシアの文化などを尊重し良い外交関係を続けていく”と書かれていました。残念ながらこれまで積み重ねた外交努力はすべて無碍にされ、その後に追記される文言は何だろうかと考えると悲しくなります。博物館は平日の昼間にも関わらず、若い人々たちも訪れており、関心の高さがうかがえました。

 私のクラスメートは西側諸国といわゆるその同盟国出身者は少数派です。ウクライナやベラルーシの学生はおりませんが、21名中3名がロシアからの学生でした。スポーツインテグリティという、つまりはスポーツの不正をただすというのを目的とした学部であるため、学部開設当初から、組織的ドーピングなど課題の多いロシアからの学生が毎年多く在籍しています。開戦当初、欧州メディアは戦争ばかり、時には残酷な映像を報道する一方で、私のクラスでは侵攻に関する話題はタブーなのか、関心がないのか、そのことを表立って口にする人はほぼおりませんでした。私には他のクラスメートが何を考えているのかわからず、後にロシア政府寄りの考えを持つ人もどうやらいることが分かると葛藤を感じるようになりました。

 戦争が始まりヨーロッパでは物価が高くなりましたが、私がそれで生活に困窮することはありませんでした。ロシアの仲間は制裁によりクレジットカードが使えなくなり母国からの送金が途絶え、国籍故、家を借りるのも難しくなり、差別を受けるようになりました。国際法を無視し隣国に攻め入ったロシアの蛮行は決して許されないと思う反面、なかなか自分の思うことを自由に言えない、それを許される環境で育っていないロシアの友人がダメージを受け弱っていく様を見るのはなかなかつらいものがありました。開戦から半年、元々西側思想だった一人の学生はついに西側に対する否定的な言葉を並べるようになりました。そして、“もうヨーロッパにはいられない、(戒厳令が今後引かれれば)徴兵の可能性はあるけれどそれでもロシアに帰る”と言うようになりました。侵攻の長期化に伴い、侵攻に対する考えの違いが生じ始め、友人関係にも影を落とすようになりました。

 偶然なのですが、昨夏スポーツの国際機関でインターンをしたこと(所属したインテリジェンスチームで仕事として与えられた調査の対象国がロシアでした)と自分の卒論(トランスジェンダーアスリートの世界的動向の調査、および旧ソ連含めた権威主義的国家による性別詐称)のため、私は昨年の夏から旧ソ連諸国やロシアのスポーツを研究、調査していました。そのため、ロシアのスポーツとその闇には割と造詣がでてきた中起きたウクライナへの侵攻でした。“スポーツは社会の鏡であり、スポーツに社会は反映される”という言葉があるように、ロシアのスポーツ事情の調査から知り得たロシアの姿やそこに根付く思想は、今回の侵攻の中にも垣間見え、そうか、やはりスポーツには社会の構図が縮小されているのだと実感しました。

 留学生活が終わり、本当はヨーロッパで研究を続けたかったのですが、残念ながら継続できず今は日本で過ごしております。ありがたいことに、私のトランスジェンダーアスリートに関する研究を必要としてくれるスポーツ競技があり、今はその競技の関連の方々に協力をさせていただいています。以前より格段に国内スポーツ界におけるジェンダー課題への意識が高くなっているように見受けられ、この現象は東京オリンピックのもたらしたソフトレガシーの一つだと個人的には思っています。その競技での試みは、日本の中では初めての取り組みになるであろうことと、広く国外に視点を移せば、アジアの中でも初めての取り組みになろうかと思います。

 今回この留学記を書くべきかとても悩んだのですが、コロナ禍にヨーロッパに留学し、その間に侵攻が始まり、多くの非西側諸国の仲間に囲まれて過ごした特にこの半年の出来事は、日本人がそう多く経験することではないと考え、ここに公開させていただきました。あくまでこれは私の個人の思いと経験であります。留学については、心残りも多いのですが、とりあえず今は日本でできることを探し研究に取り組んでいきたいと思います。

写真上から順に
写真上段 バルセロナのカタルーニャ広場で2月27日に行われていたウクライナへの侵攻に反対するデモの様子
写真下段左 ヘルシンキからタンペレ行きのムーミン列車
写真下段中央 レーニン博物館入口
写真下段右 ヘルシンキ港付近の建物とウクライナ国旗
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第4回日本メディカルAI学会優秀一般演題賞受賞のご報告

弓手惇史 (H25卒)

 この度、2022年6月10・11日に仙台トークネットホールで行われました第4回日本メディカルAI学会学術集会で学会奨励賞-JMAI AWARDの優秀一般演題賞を「敵対的生成ネットワーク(GAN)による頚椎頚髄損傷のMRI T2強調像から疑似STIR像の生成」という演題で受賞いたしましたのでご報告いたします。この研究は何度かブラッシュアップしながら他学会でも発表してきた研究であり、画像生成研究の基盤となる研究と考えております。試行錯誤しながら画像生成を行なっていた日々が報われた気がして嬉しく思います。

 また折田先生研究室所属の野澤京平先生が「頚部脊髄症患者MRIの脊髄セグメンテーション手法の確立と臨床症状との関連」という演題で同じく優秀一般演題賞を受賞しており、千葉大学整形外科の研究を高く評価して頂くこととなりました。

 今回の受賞に際し、日頃からご指導頂いている大鳥教授、古矢先生、牧先生に厚く御礼申し上げます。日々の業務・診療の精度が少しでも改善するよう研究を継続する所存ですので今後ともご指導のほど何卒よろしくお願いいたします。
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第14回千葉医学会奨励賞受賞のご報告

平成26年卒 土屋流人

この度、第14回千葉医学会奨励賞を受賞しましたのでご報告いたします。

千葉医学会奨励賞は過去に同門から中村順一先生、宮城正行先生が受賞されており、このような栄えある賞にご選出いただき、誠に光栄に思います。

受賞内容は大学院時代の研究テーマである、「骨軟部肉腫新規治療法に向けた患者由来肉腫細胞株の樹立」となっております。同研究テーマで昨年度の大学院学長表彰にもご選出いただきましたが、今回はその際よりもさらに別の組織型の肉腫において研究の進捗があり、その点をご評価いただいたものと感じております。

本賞を受賞するにあたって、国立がん研究センター研究所でご指導いただきました希少がん研究分野の近藤格分野長をはじめとするスタッフの皆様、国立がん研究センター中央病院骨軟部腫瘍科の諸先生方、そして常にサポートしてくださっている大鳥精司教授をはじめとする大学の諸先生方にこの場を借りて御礼申し上げます。

私は現在、国立がん研究センター中央病院にて臨床研修を行っておりますが、今後は基礎研究のみならず臨床研究も積極的に行っていきたいと考えております。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
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来年度専門研修プログラム応募期間決定のお知らせ【2022年7月4日(月)17時まで】

2023年度千葉大学整形外科専門研修プログラムの応募期間(入局希望者募集)が以下に決定しましたので公示させて頂きます.



応募期間: ~2022年7月4日(月) 17時まで



また,応募条件である病院見学の締め切りを7月1日(金)まで,とさせて頂きます.



病院研修でお忙しいところ日程が限られてしまい恐縮ですが,まだ最終意思をご連絡頂いていない先生方や,もう一度病院見学を希望される先生方におかれましては何卒お早目にご連絡いただきますよう,何卒よろしくお願いいたします.



連絡先:chibadai.seikei.nyuukyokuNO-MEIWAKU@gmail.com

(お手数ですが上記メールアドレスの[NO-MEIWAKU]の部分を削除して送信してください)
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