第39回日本整形外科学会基礎学術集会参加記
更新日 2024.10.18
2024年10月17日と18日の2日間、新宿の京王プラザホテルで開催された第39回日本整形外科学会基礎学術集会に参加しました。聖マリアンナ医科大学整形外科学講座の仁木久照教授が会長を務められ、「深化と探索 ―Learn from everything―」というテーマのもと、充実したプログラムで開催されました。
我々千葉大学整形外科からは合計22演題を発表し、基礎研究から臨床応用まで幅広い分野で研究成果を共有できたと思います。発表内容は多岐にわたり、動物モデルを用いた基礎研究、画像診断技術の応用、新しい治療法の効果検証、ウェアラブルデバイスや人工知能を活用した最新技術の開発など、整形外科学の様々な側面をカバーするものでした。各演題とも活発な議論が交わされ、今後の研究の方向性について多くの示唆を得ることができました。
学会全体としては、特別講演、海外招待講演、教育研修講演、シンポジウム、そして新しい試みであるCombo session「AICE」など、多彩なプログラムが用意され、大変有意義な2日間となりました。
また、頚椎脊髄班として、初日の夜に脊髄損傷の研究者が集まる脊髄再生グループ懇親会に参加し、他大学の先生方との交流を深める貴重な機会となりました。(幹事の慶應大の先生方に感謝申し上げます)情報交換や議論を通じて、大学院生の先生たちも大いに刺激を受けていたようです。このような場での交流が、今後の共同研究や新たな研究テーマの創出につながることを期待しています。
この学会で得た知見や新たな視点を、今後の臨床や研究活動に活かしていきたいと思います。次回の学会でも、より充実した研究成果を発表できるよう、日々の診療と研究に邁進していきたいと思います。