Seminar/Column

セミナー/コラム

第2回T-S-C Brige Meeting参加記

更新日 2024.10.22

千葉大学整形外科
奥山 晃平(H27卒)

 2024年9月25日に富山県富山市で開催されました『第2回T-S-C Brige Meeting』に参加いたしましたのでご報告させて頂きます.

 T-S-Cとは富山大学(T), 西能病院(S), 千葉大学(C)の頭文字をとった3病院合同の研究会であり, 3病院の日々の医療進歩のため西能病院 院長の西能 健先生が音頭を取って頂き発足した会とお聞きしております.

 昨年記念すべき第1回は西能病院での勤務歴のある同グループの俊 徳保先生(現 千葉県立佐原病院)が講演されました. 私自身は, 西能病院との繋がりございませんでしたが, 今回千葉大学整形外科 助教の稲毛 一秀先生のご推薦もあり私が講演をさせて頂くこととなりました. 今回, 人生初富山県へ足を踏み入れさせて頂きました.

 私は「基礎研究から見えてきたロモソズマブの重症骨粗鬆症加療への可能性」の題目で思い入れのある人生初行なった基礎研究の内容から骨粗鬆症の臨床へ繋げるというテーマで西能病院・整形外科センター西能クリニック 医長 岩澤 智宏 先生に座長を承り, 講演をさせて頂きました. 慣れない講演ではございましたが, 皆様暖かかい目でご清聴下さり, 様々な質問を頂き非常に私自身にとって実りある研究会となりました.

 また, 富山大学からは, 千葉大学整形外科 助教の稲毛 一秀先生が座長を務められ, 富山大学附属病院 整形外科 病院特別助教の二川 隼人先生が『富山大学における脊椎手術への取り組み~Tmマッピング法、患者適合型3D プリンティング手術器械、Robotic surgery〜』の題目で現在取り組まれている4つの研究をご発表頂き, 非常に勉強になりました. 同世代の先生の熱のこもった講演を聴講し, 自身の研究の少なさに焦る気持ちと同時に感化され, 研究意欲に火をつけて頂きました.

 会場には富山大学附属病院 整形外科 教授の川口 善治先生も駆けつけて下さりご挨拶をさせて頂く機会を頂きました. 率直な感想ではございますが, 富山県は非常に過ごしやすい場所であり環境はもちろんの事, 何といっても食事が非常に美味しく西能先生に地酒を振る舞って頂き1日ではありましたが明一杯堪能させて頂きました. また, 富山大学の先生方, 五省会(西能病院)のスタッフの方々と交流をさせて頂く機会があり, 皆様非常に優しく, 医療に熱い方ばかりでした. 1つ心残りは, 帰路に着く直前に人生初の「富山ブラック(ラーメン)」を口にしたのですが, 非常に塩味が強く「白米」を注文すれば良かったと後悔の後髪を引かれながら新幹線に乗り込みました. また再チャレンジしたいと思います.

 最後になりますが, 今回このような機会を頂きました富山大学附属病院 整形外科 教授 川口 善治先生, 千葉大学附属病院 病院長 兼 千葉大学整形外科 教授 大鳥 精司先生, 西能病院 院長 西能 健先生, 千葉大学整形外科 助教 稲毛 一秀先生, 富山大学附属病院 整形外科の皆様, 五省会の皆様, 留守を快く引き受けて下さいました腰椎班の先生方, フレッシュマンの先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます.

 引き続きご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます.

  • 筆者講演
  • 同期お二人(写真左: 稲毛 一秀先生, 右: 西能 健先生)
  • 集合写真