整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Hip and Pelvic>
Basic CAL course
更新日 2019.7.19
令和1年7月7日 開催
2019年7月7日千葉大学Clinical Anatomy Labにおいてシニアレジデントを対象としたCadaver Workshopが開催されました。今回はシニアレジデントとして経験することの多い大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術の手術アプローチと骨盤骨折のアプローチについて、東千葉メディカルセンターの中嶋隆行先生も交えて講義と実技で理解を深めました。
参加者の声
平成29年卒 松戸市立総合医療センター 池田耀介
令和元年年7月7日に行われた整形外科Cadaver Workshop in Chiba <Hip&Pelvic>に参加させていただきました。
自分が現在ローテートしている病院では人工股関節置換術(Total Hip Arthroplasty : THA)が盛んにおこなわれており、自分も助手として手術に参加させて頂く機会がたくさんあります。そのため今回のCadaver Workshopで骨盤・股関節周辺の解剖と実際の手術の際の注意事項を、講義と実習という形で改めて勉強させて頂き、現場で執刀医の先生方がどういったことを考えながら準備し手術に臨んでいるのかを意識できるようになったのは大変ありがたいことだと思いました。本日学んだことを、明日の現場で生かせるように精進していきたいです。
最後にCadaver Workshop in Chiba <Hip&Pelvic>の開催のため尽力して頂いた関係者の皆様、御献体頂いた献体者と御家族の方々、千葉白菊会の皆様に深く感謝申し上げます。
平成29年卒 船橋市立医療センター 吉川 恵
この度は2019年7月7日に開催されましたCadaver Workshop in Chiba <Hip&Pelvic>に参加いたしました。
前半は東千葉メディカルセンターの中嶋先生に指導していただきながら骨盤手術のアプローチについて学習しました。1層展開する毎に注意すべき構造物を教えていただき、血管・神経を損傷しないように展開する工夫などを学ぶことができました。私は骨盤の手術に立ち会う機会が少なかったため、この機会に骨盤の解剖や大腿骨との位置関係を直視下に確認することができ貴重な経験となりました。
後半はTHA(全人工股関節置換術)のアプローチについて学習しました。THAは助手としての経験はありましたが、実際に自身が術者となって筋群や神経を同定しながら展開していくのはまた違う難しさがありました。このワークショップは実際の手術で疑問に感じていることを、時間をかけて指導していただける貴重な機会でもあります。私は大腿骨の前捻について理解できるまで何度も大学院生の先生方に教えていただきながら確認することができました。このワークショップで得た知識と経験を、患者さんに還元できるよう今後も努力を続けていきたいと思います。
最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださった千葉大学整形外科の先生方、鈴木嵩根先生をはじめとした環境生命医学の皆様、ご献体いただきました千葉白菊会の皆様に心より御礼申し上げます。