Cadaver Workshop in Chiba <Hip and Pelvic> 〜Basic〜
Basic CAL course
更新日 2025.10.3
令和7年9月27日 開催
令和7年9月27日に整形外科1年目の専攻医(17名)を対象として、整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Hip and Pelvic> 〜Basic〜が千葉大学clinical anatomy laboratory (CAL)にて開催されました。
股関節、骨盤には、大血管、神経が多く走行しており、治療するためには解剖の理解が必要です。また、人工関節などの手術の際には、骨形態の理解や、手術のアプローチが非常に重要です。今回のワークショップでは、股関節、骨盤周囲の基本的な解剖から、人工関節の基本的な手術手技を習得することを目標に講義と実習を行いました。専攻医の解剖知識の習得や手術手技の習熟のみならず、指導側も新たな発見や解剖の再確認をすることができ明日からの臨床に役立てることのできるとても有意義なワークショップとなりました。
このような貴重な機会を与えて頂き、本セミナー開催に際し準備・運営ともに多大なご尽力を頂いたCAL並びに環境生命医学教室の皆様、主催頂いたNPO 法人 千葉医師研修支援ネットワーク事務局の方々、またご協力頂いた白菊会の方々に深く御礼を申し上げます。
CAL感想文
千葉市立海浜病院 矢野笑里
今回のWorkshopでは、骨盤・股関節の解剖や手術手技について学ぶことができました。手術アプローチを確認しながら、臨床の場では直接見ることが難しい血管や神経を細部までじっくり観察することができ、大変貴重な経験となりました。今回得た知識や技術を、今後の診療に積極的に生かしていきたいと思います。最後に、このような貴重な機会を与えてくださった大学関係者の皆様ならびに千葉白菊会の皆様に、心より感謝申し上げます。
千葉大学医学部附属病院 島田誉大
今回のworkshopでは股関節と骨盤の解剖、大腿骨近位部骨折、骨盤骨折のアプローチについて学びました。まず今回のCALにご協力いただいたご献体、並びに白菊会の皆様に感謝申し上げます。臨床の場では欠かせない大腿骨近位部へのアプローチに加え、普段は経験することのできない骨盤骨折へのアプローチを学ぶことができたため大変勉強になりました。教科書からは学ぶことのできない筋、骨、靭帯の実際の距離感を感じることができたこと、実際の手術手順も確認できたことに感謝し、今後の臨床の場で生かしたいと思います。本当にありがとうございました。