「令和4年度JA共済交通事故医療研究助成」に採択されました

更新日 2022.2.3

千葉大学 整形外科
井上嵩基

この度、私の研究テーマである「外傷患者CTからの人工知能(AI)による骨折、出血の検出システムの構築」がJA共済交通事故医療研究助成に採択されましたのでご報告させていただきます。

本研究はAIを利用し、体幹部CT画像から自動的に骨折の部位検出や動脈性出血(造影血管外漏出)検出を行い患者のトリアージを行うシステムを構築することです。

救急外来において、経験不足・時間制限・疲労・注意散漫が、診断の遅れや見落としに繋がります。骨折の診断の遅れや見落としは重大な障害につながる恐れがあり、早期診断・治療が重要であります。本研究の応用により、AIによる骨折・血管損傷の自動検出を行うことで、早期診断・治療につながる、という可能性を秘めた研究です。

日頃よりご指導いただいております大鳥教授、古矢先生、牧先生はじめ、脊椎グループの先生方にこの場を借りて深く御礼申し上げます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。