千葉大学整形外科同門会会長(千整会理事長)就任のご挨拶

更新日 2025.7.3

医療法人緑生会 あらい整形外科 新井貞男

 このたび、歴史と伝統を誇る千葉大学整形外科同門会、千整会の理事長という大任を拝命いたしました、新井貞男です。

  思い返せば、千葉大学整形外科は1954年(昭和29年)、初代教授・鈴木次郎先生のもとに開設されて以来、71年にわたり着実な歩みを続けてまいりました。この間、故井上駿一先生、守屋秀繁名誉教授、高橋和久名誉教授、そして現在の大鳥精司教授に至るまで、各時代を代表する卓越したリーダーのご指導のもと、教室は大きく発展してまいりました。特に大鳥教授におかれましては、千葉大学病院長としてだけでなく、全国国立大学病院長会議の会長としてもご活躍されており、そのご尽力に深く敬意を表する次第でございます。

 また、同門会につきましても、石橋文太先生、富田裕先生、渡邊良彦先生、そして三橋稔先生といった歴代会長の皆様のご尽力により、強固な絆と組織力が築かれてまいりました。なかでも三橋稔先生におかれましては、14年もの長きにわたり同門会を牽引していただきました。深く御礼と感謝を申し上げます。

 現在、同門会の会員数は750名に迫り、全国各地はもとより世界各国において、整形外科のさまざまな分野でご活躍されております。そのような輝かしい歴史と伝統を背負い、私のような者が後任を務めさせていただくことは、誠に畏れ多く、身の引き締まる思いでございます。重責を担うことの意義と責任の重さを、改めて痛感しております。

 私の使命は、同門の皆様のご活躍の場を広げるよう尽力すること、そして教室の名誉と存在感をいっそう高めることにあると考えております。その象徴的な取り組みの一つとして、2033年の日本整形外科学会学術集会を開催し、成功に導くことだと思っております。

 これから千葉大学整形外科は、教室、同門会の双方にとって、今後益々飛躍する時期を迎えることになると確信しております。諸先輩方をはじめ、会員の先生方におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 末筆ながら、諸先生方の益々のご健勝とさらなるご活躍をお祈り申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。