Seminar/Column

セミナー/コラム

整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Hand & Elbow>

Basic CAL course

更新日 2017.5.25

平成29年5月1日 開催

千葉大学整形外科学 准教授
國吉 一樹

 平成29年5月1日、シニアレジデントを対象とし整形外科Cadaver Workshop in Chiba <Hand & Elbow>が千葉大学Clinical Anatomy Lab(CAL)にて開催されました。4月に整形外科医としてスタートを切ったシニアレジデントの医師が、手術手技教育を受けるまたとない機会となりました。
 執刀医あるいは助手として手根管開放術や橈骨遠位端骨折の展開、また外来診療で必須となる腱鞘内注射、関節内注射などの手技についての理解を深めました。本邦では唯一、シニアレジデント向けにこのような実践的教育を行っております。今後とも、卓越した整形外科医を目指す一人でも多くの若手医師が参加してくださることを心待ちにしております。

 

参加者の声

初期研修医
小林 樹

 まず、ご献体してくださった方々、ご遺族の方々に深く感謝を申し上げます。
 整形外科Cadaver Workshopは大変勉強になりました。事前の資料配布と当日の講義、そして上級医の先生方のご指導のもと、解剖や実際の手技の重要な点を確認しながら、術者として経験することができたからです。
 貴重な学習の機会ををいただき、ありがとうございました。今回の経験を大切にして、患者さんの診療に活かしたいと思います。

整形外科シニアレジデント
坂本 卓弥

 この度整形外科Cadaver Workshopに参加させていただきました。Workshopでは私達が教科書上で勉強し、知識として有していた解剖や手技を実際にご遺体に向って指導医の先生方のご指導を受けながら自分の経験/技術として身につけることができました。机の上の学びのみでは絶対に出ないような疑問や納得があり、とても有意義な時間となりました。またご遺体に向き合い自分たちが学ばせていただいているということを強く実感し、改めて社会への還元の重要性を自覚しました。
 献体して下さった方、御遺族の方々の御厚意に沿えるよう、日々研鑽していきたいと思います。