Seminar/Column

セミナー/コラム

整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Shoulder & Elbow>

Basic CAL course

更新日 2017.12.4

平成29年10月21日 開催

平成21年卒
秋本 浩二

 平成29年10月21日にシニアレジデントを対象として、整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Shoulder & Elbow> 〜Basic〜が千葉大学clinical anatomy lab(CAL)にて開催されました。シニアレジデントの先生方が今後自ら治療に携わる上で必要な、骨折手術の展開や基本手技の習得を目的として行われました。

 肩・肘関節周囲の骨折の基本的な手術手技(鎖骨骨折や上腕骨頚部骨折、肘頭骨折の内固定)を習得し、また骨折のみならず様々な手術において不可欠である肩肘関節周囲の解剖をより細かく再確認する事が出来ました。シニアレジデントのみならず参加した医師全員にとって非常に有意義なセミナーとなりました。

 このような貴重な機会を与えて頂き、本セミナー開催に際し準備・運営ともに多大なご尽力を頂いたCAL並びに環境生命医学教室の皆様、主催頂いたNPO 法人 千葉医師研修支援ネットワーク事務局の方々、またご協力頂いた白菊会の方々に深く御礼を申し上げます。

 

参加者の声

平成27年卒
秋山 太郎

 肩・肘のキャダバ―に参加させて頂きまして、誠にありがとうございました。

 各種解剖を、実際に行っている手術アプローチに沿って行う一方で、普段の手術の皮切よりも大幅に大きな皮切で行うので、解剖を把握しやすく、各構造物のイメージをより3Dでイメージすることができました。これは、手術手技習得の観点だけではなく、どのような骨折や脱臼の際にどんな神経損傷や脈管損傷が起こりやすいのかなどの、日常臨床にも非常に有用な知識だと思います。また、私は鎖骨のプレートの手術を体験しましたが、鎖骨を想定よりも深くドリルしてしまうという、実際の手術では致命的なミスも経験させていただき、各手術の注意点・危険がより鮮明に私の記憶に刻まれました。この貴重な体験を、今後の臨床研修に役立てていきます。この度は、本当にありがとうございました。

平成27年卒
金 勤東

 2017年10月21日(土)、千葉大学医学部Clinical Anatomy Lab (CAL)で整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Shoulder&Elbow>が開催され、同期と参加させて頂きましたので、以下に報告させて頂きます。

 CAL設立までの経緯、献体を解剖させていただくにあたっての心構えや注意点についてなどの環境生命医学の授業、肩関節と上腕骨、肘関節の講義の後、Workshop開始となりました。今回は鎖骨骨幹部骨折、上腕骨頸部骨折、肘頭骨折、腱板断裂をテーマとして鎖骨から肘関節までの正常解剖やOpen reductionと関節鏡などの手術手技について学ばせていただきました。この経験を活かし、明日の医療に貢献できるよう今後も日々精進していきたいと考えます。

 ご多忙の中、事前準備から当日の指導に至るまでこのような貴重な機会を与えて下さった大鳥精司教授、鈴木崇根先生、落合先生をはじめとする肩グループの先生方、松山先生、千葉医師研修支援ネットワークの方々、そして何より医学の発展のため御献体頂きました白菊会の皆様方とご遺族に心より感謝申し上げます。