Seminar/Column

セミナー/コラム

整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Shoulder & Elbow>

Basic CAL course

更新日 2018.11.14

平成30年10月14日 開催

平成24年卒
梶原 大輔

平成301014日、シニアレジデントを対象としたCadaver Workshop Basicコース <Shoulder & Elbow>が千葉大学Clinical Anatomy LabCAL)にて開催されました。上腕骨頚部骨折・上腕骨顆上骨折・鎖骨遠位端/骨幹部骨折・尺骨肘頭骨折に対する基本的な手術手技を、実際の手術とほぼ同じ環境で学ぶことができただけでなく、時間をかけて肩肘周囲の解剖を熟知・再確認することができました。シニアレジデントだけでなく、指導にあたった医師含め全員にとって非常に有意義なセミナーとなりました。CALの理念にご理解いただき医学の発展のためにご献体いただいた白菊会の方々にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。

参加者の声

聖隷佐倉市民病院

布目愛紗

今回整形外科セミナー Cadaver Workshop in Chiba <Shoulder&Elbow>に参加させていただきました。普段手術で執刀のチャンスを得ることはまだまだ少ないですが、このようなキャダバートレーニングでは、経験したことのない手術であってもまるで執刀している時と同じように頭と手を動かすことができ、大変貴重な機会だと思います。ここまで展開したらどうだろう、神経はどこを通っているのだろう、と自分の見たいところを積極的に展開できるのもキャダバーの魅力です。また経験豊富な先生方が指導してくださるので、疑問に思ったこと、上手く出来ないことをその都度訊いて解決することができました。今回で5回目のキャダバー参加でしたが、毎回そのように感じないことはありませんでした。今後もこのような機会をまた頂けるなら、ぜひ参加させていただきたいと考えております。

最後に、このような貴重な機会を与えてくださいました白菊会会員の皆様、ご遺族の方々に深く感謝申し上げます。

 

 

国立千葉医療センター

山川奈々子

この度はCadaver Workshop in Chiba <Shoulder & Elbow>に参加させていただきました。大変貴重な機会に恵まれたことを感謝しております。基本的な正常解剖だけでなく、骨折に対する治療を実践的に学ぶ事が出来ました。実際の骨折を想定し、プレートなどのインプラントを実際に使用していただけたのが具体的でわかりやすかったです。皮切から骨折部を展開し、インプラントを設置して閉創するまでを自分の手を動かして学習することが出来たのはとても勉強になりました。指導医の先生方もとても熱心に指導してくださり、教科書で勉強するだけでは分からないことも学ぶことができました。実際の手術では全てを確認できないような血管や神経、筋肉などもひとつひとつしっかりと確認することができ、術式や正常解剖への理解が深まりました。自分のグループだけでなく、他のグループの様子を見せていただくことも学ぶことが多かったです。参加者はモチベーションの高い方々ばかりで、お互いに切磋琢磨しながらCadaver Workshopを行うことができました。多くの方々の協力の下、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。このような機会に恵まれたことへの感謝を忘れず、患者様のため、診療に生かしていきたいと思います。最後に、Cadaver Workshop in Chiba <Shoulder & Elbow>に関わってくださった関係者の皆様、千葉白菊会の皆様に、厚く御礼申し上げます。