Seminar/Column

セミナー/コラム

平成30年度 整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Spine>

Advanced CAL course

更新日 2019.1.6

平成30年12月22日 開催

平成17年卒
稲毛 一秀

平成30122122日、日本ストライカー株式会社と千葉大学整形外科との共催にて整形外科Cadaver Workshop in Chiba <Spine> Advanced〜が開催されました。このプログラムは初日に胸椎~腰椎までの解剖に関する講義(ペリエホール)2日目にカダバーを用いた手術手技実習(千葉大学Clinical Anatomy LabCAL)という2部構成で行われました。両日ともに、日本を代表する脊椎外科の先生方を講師にお招きし、脊椎手術に関連する詳細な解剖知識、さらには手術に関する手技を学び、短期間で脊椎・脊髄に関するプロフェッショナルな知識を習得できる充実した内容となりました。

これまでは海外に渡航しなければ受講できなかったカダバーセミナーが国内、しかも千葉大学医学部で実施されるようになったことは画期的なことであり、鈴木崇根先生を始めとする環境生命医学スタッフ、およびCALの趣旨に同意し賛同して頂いた白菊会の方々には改めて御礼申し上げる次第です。今回取得した知識をもとにご参加いただきました先生方の臨床レベルが一段と向上し、患者さんのさらなる利益に寄与することを祈念しております。

最後になりますが、ご多忙の中、このプログラムにおいて講師の労をお取りいただきました鳥取大学医学部感覚運動医学講座 運動器医学分野 永島 英樹先生、国家公務員共済組合連合会 九段坂病院 整形外科 大谷 和之先生、千葉大学大学院医学研究院 環境生命医学 鈴木 崇根先生、運営に当たりご協力いただきました千葉大学整形外科および環境生命医学スタッフの皆様に御礼申し上げます。

参加者の声

函館中央病院 脊椎センター
渡辺 尭仁

平成30年年12月21日、22日と2日間にわたりCadaver Workshop in Chiba <Spine> 〜Advanced〜に参加させていただきました。

初日は九段坂病院の大谷 和之先生、鳥取大学の永島 英樹先生の講演を拝聴し、2日目にはお二人の先生から直接ご指導いただき実習を行いました。実習では執刀はもとより助手としての経験も少ない腰椎の骨切り術・胸腰椎の前方アプローチを実際の手術では確認できない解剖まで含めて確認することができ、大変有意義な勉強をさせていただきました。

医学教育のためにご献体いただきました白菊会の皆様、大鳥 精司先生、古矢 丈雄先生、折田 純久先生、稲毛 一秀先生、牧 聡先生、志賀 康浩先生をはじめセミナーの運営にご尽力いただきました千葉大学整形外科の皆様、鈴木 崇根先生をはじめ環境生命医学のスタッフの皆様にこの場を借りまして深く感謝申し上げます。

この実習で学んだことを明日からの臨床に活かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

 

千葉市立青葉病院 整形外科
佐藤 淳

平成30年12月21日、22日に行われたCadaver Workshop in Chiba <Spine> 〜Advanced〜に参加いたしましたのでご報告いたします。今回のキャダバーでは、鳥取大学の永島 英樹先生、九段坂病院の大谷 和之先生にご指導いただき、胸腰椎前方アプローチ、腰椎骨切り術、SAI screwの手術手技実習を行いました。胸椎の胸膜外アプローチや腰椎のPSOを一つずつ確認しながらほとんど出血のない状態で学ぶことができるのは、キャダバーでしかできない大変貴重な経験であり、充実した実習となりました。慣れない手技に立ち止まる際には講師の先生方からその都度的確なご助言を頂き、実際の手術での注意点を丁寧に教えていただきました。ご指導いただきました講師の先生方にはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。今回のキャダバーから学んだことを一つでも多く今後の臨床へ活かしていきたいと思います。最後に、このような貴重な機会を頂きまして白菊会関係者の皆様、献身的にサポートしてくださった大学スタッフの皆様には深く感謝申し上げます。