人工膝関節置換術と高位脛骨骨切り術の主観的評価を中心とした術後成績に関する検討
更新日 2020.3.12
患者の皆様へ
2020年3月12日
整形外科
現在、整形外科では、膝関節の術後成績に関する研究を行っています。今後の治療に役立てることを目的に、この研究では当院にて膝関節の手術を受けられた方の診療情報などを利用させて頂きます。診療情報などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。
1.研究課題名
「人工膝関節置換術と高位脛骨骨切り術の主観的評価を中心とした術後成績に関する検討」
2.研究の意義・目的
膝関節の術後において、どの程度の膝機能の改善が得られているか、また日常生活の中で膝関節をどの程度気にして生活しているかを評価する研究です。本研究は、膝関節症に対して行われる人工膝関節置換術と高位脛骨骨切り術の術後評価を行いて両者の術後の違いを解析し比較検討することで今後の手術選択の手助けになると考えております。
3.研究の方法
膝関節の術後に通常診療で行われているアンケート質問紙とカルテ上の診察所見を用いて下記調査項目のデータを収集して解析を行います。
○調査項目
- 患者背景:性別、身長、体重、BMI、診断、合併症、原病歴、前治療など
- 自他覚症状:カルテ、質問紙より参照
- 手術内容:使用インプラント機種、抜去手術の有無
- 画像検査:レントゲン画像、CT画像、MR画像
4.個人情報の取り扱いについて
本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、患者さんの氏名などは一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院整形外科研究室の鍵のかかる保管庫で保管します。
5.外部への試料・情報の提供
本研究におきましては当院の情報を外部へ提供は行いません。
外部からの匿名化された情報と統合しデータ解析を行います。
6.研究組織 (情報提供元)
船橋整形外科病院 整形外科 医師 二宮 太志 (情報提供のみ)
おゆみの中央病院 整形外科 理事長 山下 剛司 (情報提供のみ)
千葉東病院 リハビリテーション科 医長 田原 正道 (情報提供のみ)
7.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について
ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。
研究実施機関 :千葉大学医学部附属病院整形外科
本件のお問合せ先:医学部附属病院整形外科
医師 赤木 龍一郎
043(222)7171 内線5303
研究代表機関 :千葉大学医学部附属病院整形外科
研究代表者 :赤木 龍一郎