OLIF51(L5/S低侵襲前方固定術)導入の旅

更新日 2017.9.8

脊椎グループ 助教
折田純久(H16卒)

さる2017年4月17〜21日にかけ,大鳥精司教授と折田の二名で低侵襲L5/S前方固定術であるOLIF51を米国フロリダ BACK Center にて履修して参りました.

これは,現在低侵襲前方固定術としてXLIFとともにひろく本邦で実施されている前側方固定術OLIF(Oblique lateral interbody fusion)のL5/S版で,専用のレトラクター含む器械を用い,L5/S前方固定を低侵襲下に行う手技です.

考案者のDr.Richard Hynesのもとには2013年にも大鳥教授・折田で訪問し,本邦にOLIFを導入しました.その時の交流もありますので,到着するなり”Welcome back, Seiji, Sumi!”と非常にフレンドリーに接して頂き非常に和やかに研修は進みました.

 

現在,千葉大学が本邦で唯一の導入施設としてOLIF51専用の展開器械を導入し,本邦における安全かつ確実なL5/S前方法の確立に向けプロトコル作成を行っております.専用椎体間ケージの認可・登場は来年以降になると思われるためその普及に向けて千葉大伝統の前方固定法の次世代ステージへの昇華を図っております.

手技や器械が確立されたらOLIF51手技の全国への普及に努めて参ります.

 

また,Dr. Hynesには2018年3月16日に千葉で御講演を賜る予定となっておりますので併せてご確認ください.

 

今後とも同門の先生方のご指導とご鞭撻のほど,何卒よろしくお願い申し上げます.