佐倉市でロコモ市民公開講座を開催しました

更新日 2017.11.18

平成10年卒 聖隷佐倉市民病院
岸田 俊二

 2017年11月12日に佐倉市のウィシュトンホテルユーカリで「みんなにもっと知ってほしいロコモのこと」と題してロコモに関する市民公開講座を開催しました。200名の定員の所、180名を超える応募を頂き、当日は169名の参加者を迎えました。

 千葉大学整形外科から山口、稲毛、藤本各先生が参加されました。おゆみの中央病院、千葉大学医学部附属病院、その他施設から多数のスタッフに参集頂き、ロコモ度テストを始めとした体力テストを実施いたしました。また地域医療連携部からも藤田教授をはじめ多数の先生にご協力頂きました。ありがとうございます。

 冒頭の挨拶で佐倉市長の蕨和雄様から佐倉市の高齢化率が29.9%でありもうすぐ30%を超える、というお話しを頂きました。千葉県では今後高齢化が急速に進行すると言われており、行政がその為の施策を行っていることが伺われました。その後、岸田からロコモの概説を行い、おゆみの中央病院の理学療法士安齋龍治先生からは運動、特にロコトレについて解説頂きました。午後は聖隷佐倉市民病院の管理栄養士、安拓郎先生から骨粗鬆症、サルコペニアに対して食事の注意点など具体的なメニュー案を提示しながらの講義を頂きました。佐倉市福祉部高齢者福祉課の岩本絵己先生からは佐倉市の介護予防施策として佐倉ワクワク体操会の実例をご報告頂きました。

 写真は会場の準備風景です。本番ではこの会場がたくさんの参加者で埋まりました。

 ロコモの計測会は非常に盛り上がり、午前中は常に順番待ちが発生し各所にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。しかしながら、参加者の皆様は自分自身の体力を知り、ロコモの予防法を体験してくださったものと考えております。

 4本の講演に加えて体力測定を行うという非常に手間のかかる企画でしたが、たくさんのスタッフの献身的な協力のもと、無事に終了することが出来ました。ありがとうございました。