頚椎人工椎間板手術を再開しました
更新日 2018.7.19
このたび頚椎人工椎間板手術が再開となりましたので、この場を借りてご報告させていただきます。本製品は平成29年5月に薬事承認、同年12月より使用開始となりました頚椎人工椎間板Medtronic社「PRESTIGE LP Cervical Discシステム」です。市販後調査として全国18施設が使用基準を満たす施設として選定され、千葉大学整形外科関連病院では筑波大学医学部附属病院整形外科 (担当:國府田正雄先生)および千葉大学医学部附属病院整形外科 (担当:古矢)で施行可能となっております。
挿入器具の問題により今春より一時中止しておりましたが、このたび企業より再開の連絡をいただきました。
適応は以下のようになっております。同門の諸先生におかれましては、頚椎人工椎間板手術のよい適応と考える患者様がおられましたら、是非患者様をご紹介いただけますと幸いです。比較的椎間高が保たれており、変性の少ない症例がよい適応です。従来の固定術に比し、関節可動性を温存することで、短期的には頚部可動域の維持、長期的には隣接椎間障害を減らす効果が期待される手術です。
記
(以下、ガイドライン、PRESTIGE添付文書より抜粋)
適応疾患:
1.頚椎椎間板ヘルニア (神経根症または脊髄症)
2.骨棘による頚椎症性神経根症または頚椎症性脊髄症
適応部位:
C3/4~C6/7、1椎間病変
お問い合わせ先: 千葉大学医学部附属病院
整形外科脊椎脊髄外来
火曜日 古矢丈雄
043-222-7171 (代表)