野球部関東トーナメントリーグ一回戦突破報告

更新日 2018.12.16

平成23年卒
佐藤 崇司

千葉大学整形外科野球部速報: 初戦リーグ一回戦突破のお知らせ

 

獨協大学0000000

千葉大学100011

 

厳冬の12/16 朝、気温は2℃。埼玉は三郷サンケイスポーツセンター野球場10番グランドにて、獨協医科大学との合戦が行われました。千葉総本山の大将である大鳥精司教授に見守られる中、千葉大学が30で勝利を収めることが出来ました。

 

本戦出場に向けて一つも落とせない関東トーナメントリーグ一回戦、去年も関東リーグ決勝で激突した獨協医大との仕合は、予想された通りの緊迫を極めました。

千葉大の誇る豪腕稲垣投手はトラム●ットを内服(doping)し、肩に埋まった不発弾を鎮めながらのスタートでしたが、本日も無難に三振の山を築き、六回まで得点圏にランナーを許さない好投を見せてくれました。

本日投打に輝いていたのは三塁手服部選手でした。ボール圏から絶妙にストライクゾーンを掠めてカウントを稼ぐ超スローカーブが持ち味の相手投手をものともせず、1回は服部君のフォアボールから稲垣・木島・井上Dr.の連続安打が続き、先取点をもぎ取りました。

なおも続く満塁の好機に佐藤が相手のカーブに踊らされ3球三振と切腹ものの急ブレーキ。これで一瞬嫌な雰囲気が立ち込めるも、2回からも前述の通り稲垣投手がほぼ完璧に獨協打線をねじ伏せていきます。

千葉大学はその後も毎回得点圏に出塁し、再三に渡って獨協ナインに圧力をかけますが、どうしても決定打が出ず、試合は痺れる膠着状態に。千葉大からは毎回のように良い当たりが頻回に飛び出すのですが、外野の堅すぎる守備にことごとく阻まれ、溜息が続きます。守っては三塁手服部選手、一塁手藤本前主将のファインプレーが連続で飛び出し、独り気を吐いて相手を抑える稲垣投手を懸命にサポートします。

 

均衡が破れたのは5回裏、2死二・三塁の好機から久保田選手が気迫で遊撃手のエラーを誘う泥臭くも値千銀の一本が出て貴重な、貴重すぎる追加点で獨協を窮地に追い込みます。

6回表、まさに窮鼠、死に物狂いの獨協の最期の反撃が来ました。2死満塁、1打あるいは1エラーで試合が一気にひっくり返る大ピンチ、相手はクリーンナップの打者と言う焼け付くような展開、打った球はボテボテのピッチャーゴロ、やったか?と思うも駆け寄る稲垣投手がまさかのパスボール、誰もがしまった!!!と思った矢先、その後ろから忍の類の様に駆け寄っていた服部選手がボールを掴んで一塁へレーザー送球、そしてアウト!!この瞬間に一回戦突破が決定した、と言っても過言では有りません。本日のハイライトでした。

6裏にも1点を奪取し、終わってみればエース稲垣投手の完封で完勝でした。しかし決して楽な試合ではなく、一瞬たりとも気の抜けない灼熱感に満ちた試合でした。

 

私が入部してからはまだ5年ですが、今まではこうした緊張感のある試合では高率で千葉大の方から競り負けて崩れていき、自滅の敗北をすることが多かったと記憶しています。それが今では選手層も厚く集中力が最後まで切れない、本当に良いチームへと変貌したと感じます。

大鳥教授におかれましても午後から都内で会議と言う変わらずのご多忙の中、寒い1日でしたが早朝から三郷まで応援に来ていただき、応援団長として本日の勝利の原動力となって頂きました(大鳥教授に応援に来ていただいた試合は全勝記録更新中です)。本当に有難うございました。

 

2回戦は慶応大と信州大の勝ったチームと言うことです。勝てば2年連続の本戦出場となります。決して易しい試合ではない事もわかっていますが、この勢いで野球部一同総火の玉となって必ず朗報を皆様にお届けしたいと思います。どうぞ引き続き御声援を頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。