研究助成受賞記 令和2年度 小西国際交流財団研究助成

更新日 2020.2.26

H21年卒
吉野 謙輔

 今回、小西国際交流財団の令和2年度研究助成(渡航対象分)に「人工知能を用いた下肢関節MRI診断ソフトの開発」を採択いただきました。財団関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

 本研究は、人工知能を用いて膝関節、股関節MRIの読影能力を持つ診断モデルアルゴリズムの構築を目指すものです。人工知能を用いて画像診断能力を向上させる取り組みは種々の悪性腫瘍性疾患などで近年目覚ましい発展を遂げておりますが、関節外科領域ではまだまだ発展途上にあります。今回、私は2020年4月よりカリフォルニア大学アーバイン校にて骨関節領域における放射線診断学の人工知能応用について学ぶ大変貴重な機会を得ることができました。本研究が骨関節領域における人工知能活用の先駆けとなれるよう精一杯精進していきたい所存であります。

 今回の助成に際しまして日頃からご指導頂いております大鳥教授、中村先生、萩原先生、東千葉メディカルセンターの渡辺淳也先生、カリフォルニア大学アーバイン校の吉岡大先生、並びにお世話になっている同門の先生方すべての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。