研究助成受賞記 令和2年度 先端がん医療研究助成
更新日 2020.9.27
このたび上記の研究助成をいただきましたので報告申し上げます。
近年、診断、治療の進歩に伴い、がん患者の予後は改善し骨転移に伴う骨関連事象(SRE)が増加傾向にあります。しかしSRE出現後に整形外科を受診してその後に骨転移の治療が開始されるケースはまだ多く、そのような場合には介入が後手に回った結果としてがん患者の日常生活動作 (ADL)が低下してしまうこともあります。本研究では、人工知能を用いてSREが出現する前に骨転移病変をスクリーニングすることで、早期に介入しSRE発症予防につなげることを試みる予定です。
本研究を採択していただきましたNPO法人医療・福祉ネットワーク千葉の関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。また、普段よりご指導いただいております古矢丈雄先生、大鳥精司教授をはじめとする千葉大学整形外科同門の諸先生方に厚く御礼申し上げます。引き続きのご指導、ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。