ORS 2021 NIRA (New Investigator Recognition Award)を受賞して

更新日 2021.2.22

ORS 2021 NIRA (New Investigator Recognition Award)を受賞して 

平成21年卒 瓦井 裕也

 

 この度2月12日〜16日に行われた米国整形外科基礎学 (ORS) 2021にてNIRA (New Investigator Recognition Award)を受賞致しましたので、ご報告致します。

 今年のORSはカリフォルニア州のロングビーチにて開催予定であり、採択通知を頂いた際は期待に胸を膨らませましたが、残念ながらCOVID-19のためウェブ開催となりました。口演とポスター発表を合わせて計約2000演題が発表されておりました。その中で抄録で高得点であった若手研究者46名がNIRAの最終候補者として選出されました。最終候補者は10分間の口演と3分間のポスタープレゼンテーションの双方を行い、その内容と質疑応答を2-3名の審査員にて評価され、最終的に16名選出されました。個人的には初めてのWeb開催での国際学会発表であり、interactive eposterの作成や口演動画を作ることに難渋しましたが、同じく発表を行った大学院生の神野先生に色々と教わりながら、何とか無事に発表を終えることができました。学会開催期間中、口演・ポスター発表は基本的には24時間いつでもみることができ、また気になったスライドを自分のペースでじっくりみることもでき、ライブでの学会とはまた違った楽しみがありました。

 採択されました研究は留学時代にMcGill大にて行った研究で、「運動療法が椎間板のエピジェネティクスにどのように影響を与えるか」を調べたものです。また日本でも研究を少しずつでも発展させていきたいと思っておりますので、ご興味のある若手の先生は是非お声かけください。

 今回の受賞にあたり、留学中から引き続きご指導を頂いているPIのDr. Stone、一緒にたくさんの研究を行ったStoneラボの仲間達に心から感謝の意を述べさせて頂きます。また最後になりましたがこのような貴重な機会を与えて下さいました大鳥精司教授、千葉大学整形外科同門の先生方、そして学会関係者の皆様にこの場を借りて、厚く御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。