ECTS (European Calcified Tissue Society) 2021 Travel Awardを受賞しました

更新日 2021.3.23

千葉県がんセンター
木下英幸(平成24年卒)

 

 この度、日本骨代謝学会ECTS (European Calcified Tissue Society) 2021 Travel Awardを受賞しましたのでご報告させていただきます。

 ECTSとはいわゆるヨーロッパにおける骨代謝学会であり、骨代謝に関する臨床および基礎研究の発表を対象とした国際学会です。現在私が専門とする骨軟部腫瘍領域においても骨代謝に関連する疾患が数多くあります。この学会に参加することで世界の骨代謝研究を学び、自身の基礎研究や臨床に還元するためにアプライしました。また、苦手な英語のプレゼンテーションの研鑽目的でもあります。「AYA世代における骨軟部肉腫に対するRotation-plastyの長期成績」など、骨軟部肉腫の臨床研究も含め3演題採択され、その中で大学院時代の研究内容である「The evaluation of bone union activity of freeze-dried platelet-rich plasma (凍結乾燥多血小板血漿の骨癒合評価)」の演題で上記Travel Awardをいただきました。この研究発表は脊椎グループ・志賀先生のin vivoの研究内容も含んでおり、志賀先生の基礎研究レベルの高さや千葉大学整形外科の基礎研究の注目度の高さを再認識しました。本学会にて世界の様々な研究に触れ、自分の研究にも活かしたいと思います。

 このような賞を受賞できましたのは、志賀先生をはじめ、大学院時代の研究をバックアップしていただきました、折田先生、稲毛先生、大鳥教授のおかげです。誠にありがとうございました。また、受賞を決定していただきました関係者の方々にも心より感謝申し上げます。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。