University College London(UCL)大学院のGraduation Ceremony参加報告

更新日 2021.5.2

University College London(UCL)大学院のGraduation Ceremony参加報告

 

平成19年卒 金塚 彩 

 

ご報告が遅くなりましたが、昨年10月29日にUniversity College London (UCL) 大学院Performing Arts Medicine (PAM) 学科のGraduation Ceremonyに参加いたしましたのでご報告いたします。

 

PAMの基礎知識と臨床的知見を体系的に学ぶため英国ロンドンにあるUCL大学院で学んでいたのは、2017年から2018年のことになります。研究方法論や統計学等の基礎科目のほか、PAM概論と各論の各科目の筆記試験、プレゼンテーション、レポート提出、模擬患者診察によるObjective Structured Clinical Examination (OSCE)で評価を受け、Distinctionの成績で卒業しました。

 

2019年夏のGraduation Ceremonyに招待されていましたが、出産控えていることをUCLの担当者にメールで相談したところ、ありがたくも翌2020年にエントリーし直してくださり、渡英を心待ちにしていました。ところがCOVID-19の影響で、世界中から留学生が集うUCLにおいてPhysicalな式典は不可能であるとの判断で、結局Virtual Ceremony (Zoom) 形式での開催となりました。

 

学長からの挨拶、各学科の先生方からの祝辞のあと、卒業生の名前が一人一人呼ばれ、拍手が送られました。インターネットを通じて世界とつながるのは面白い感覚でしたが、自分の部屋から留学先の卒業式に出ることになるとは思っておらず、少し拍子抜けしました。ガウン、ハットを身に纏い同級生と写真を取ることにも憧れていたので、ちょっと残念でした。それでも自分の名前が呼ばれた瞬間は、とても嬉しく思えました。

 

留学中お世話になった先生方や旧友に会えない日々が続いていましたが、先日(4月17日)UCL・PAM学科での指導医でDr. Hara(ギリシャ人)がZoom同窓会を開いてくださり、お互いの近況報告をしあう機会に恵まれました。開催時刻が日本時間の午前2時から4時過ぎという、最も眠い時間帯ではありましたが、楽しく会話に参加しました。いつも感謝するのは、先生も友人も、英語が母国語でない私を気にかけ、あたたかく受け入れてくれることです。私も卒業生として、ますます診療や研究に力を入れていこうと改めて思いました。UCLとの共同研究も目指し、頑張りたいと思います。

 

UCL校舎

 

Dr. Ian Winspurと

 

UCL講義室

 

Graduation Ceremony

 

PAM Alumni 同窓会(1)

 

PAM Alumni 同窓会(2)