令和3年度ちば県民保健予防基金事業助成を受賞しました

更新日 2021.5.20

研究助成受賞記

令和3年度ちば県民保健予防基金事業助成

古矢丈雄 (H13卒)

 

このたび「がん患者における運動機能と移動機能に関する調査研究」の課題に対し上記研究助成を交付いただきましたので報告申し上げます。

 

がん治療学と画像診断学の進歩、日本人寿命の延長等により、がん患者数は増加の一途をたどり、また、担がん患者の生命予後はひと昔前に比べ格段に延長しています。このようながん治療を取り巻く環境の変化から、がんそのものの治療や単なる生存率だけでなく、担がん患者の日常生活動作 (ADL)、生活の質 (QOL)、健康寿命についても目が向けられるようになってきております。

 

本研究では、5年前より取り組んでおります骨転移専門外来での診療を通じ、担がん患者のロコモ度や、筋量、サルコペニアに関する調査研究を行う予定としております。

 

本研究を採択していただきました公益財団法人ちば県民保健予防財団の関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。また、普段より骨転移専門外来、骨キャンサーボード運営をお手伝いいただいております教官、大学院の先生方に厚く御礼申し上げます。最後になりましたが、私ががん骨転移診療に携わるきっかけをつくっていただきました帝京大学整形外科河野博隆主任教授および本活動を温かく見守ってくださいます大鳥精司教授にも心より御礼申し上げます。

 

引き続きのご指導、ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。