高相晶士先生が北里大学病院長に選任されました

更新日 2021.6.11

高相晶士先生が北里大学病院長に選任されました

 

北里大学医学部整形外科学  井上 玄(H11年卒)

 

 この度、北里大学医学部整形外科学主任教授・高相晶士先生(H元年卒)が、第11代北里大学病院長に選任されました。本学は神奈川県の北西部にあたる相模原市に位置し、大学病院は200万人を超える人口を有する相模原ならびに県央医療圏、都内の南多摩医療圏を広範囲にカバーする特定機能病院です。2020年4月より新たな病棟がオープンし、国内でも最大規模となる稼働病床1,130床で運用されております。

 昨年来のコロナ禍で病院としても切迫した運営を求められる中、高相先生は副病院長、さらにはワクチン担当責任者の重責を負われ、病院執行部としてこの難局を乗り越えるべく尽力されました。まだ災禍の渦中にありますが、この度の病院長就任は、高相先生のリーダーシップが科内のみでなく、病院全体で評価されたものと考えております。また、今年7月の高相教授の病院長就任に伴い、私、井上玄が整形外科科長を仰せつかりました。不肖ながら全力で与えられた責務をこなす所存です。

北里大学整形外科は脊椎、関節のみならず外傷も専門のチームを組織し、3次救急に対応しています。高相先生の舵取りの元、医局員一体となった努力の甲斐あって、この10年で医局員も増え、関連病院も30病院となりました。JCHO東京城東病院、聖隷佐倉市民病院、富士整形外科病院、松戸整形外科病院、聖隷横浜病院、東京都立墨東病院といった千葉大整形同門の先生方が在籍される病院にも、研修プログラム連携施設として本学の医局員がご指導を頂いており、改めて感謝申し上げます。

コロナ禍の甚大な影響で当科では、例年1,600件程度の手術件数が、入院病棟の病床制限やICUの入室制限などのあおりを受け、2020年度は1249件まで激減しました。当院に限ったことではないと思いますが、本来適応がある患者さんの手術を行えない環境を強いられることは心苦しい限りです。医局員一丸となり、この苦難を乗り切りたいと思っておりますので、今後とも皆様のご指導の程、何卒よろしくお願いいたします。

 

北里大学医学部整形外科学HP

https://www.kitasato-orthopsurg.jp

 

北里大学病院HP

https://www.kitasato-u.ac.jp/khp/section/department/seikei.html