G検定受験~AIの研究の入り口~

更新日 2021.9.7

弓手惇史(平成25年卒)

2021年7月17日に日本ディープラーニング協会が主催した第2回G検定に合格したのでご報告します。 

 

 そもそもG検定とは何なの?というところの説明をします。近年IT業界のみならず、医療業界でも盛んに研究されている人工知能(AI)ですが、AIと一言で言っても、幅広く、また日々技術や制度が更新されているため、全くの初心者が飛び込んでいっても専門用語についていけません。そこでAIの基礎知識や活用能力を身につけるための試験がG検定(ジェネラリスト検定)となります。 

 

 実際に私はAIに関連する研究を志すのにも関わらず、AIが何なのか全く説明する事もできず、どのようなアルゴリズムがあり、どのようなことが可能なのか全くわかりませんでした。 

 

 G検定の教科書はAIの歴史、概要や手法に関して幅広く学習する事が可能であり、まさに初学者にとって必要な情報を得る事ができます。

 

 G検定は2017年より行われており、現在は年3回オンラインで行われております。合格率は大体6割程度であり、中には5日程度で合格する人もいるようなので、比較的容易な試験です。オンラインでの受験のため、教科書を読んだり、インターネットで検索したりしながらの受験が可能ですが、問題数が多く120分で191問出題されたので、ある程度暗記が必要です。私は3冊の参考書を使い1カ月程度業務の合間に勉強しました。

 

 G検定はAI研究の入り口に過ぎず、G検定合格者はエンジニア向けのE資格なるものを目指すこともできます。医療業界のAI研究の一つの道標と成り得ると思います。

 

 今現在大学院生としてAIでの画像生成を研究していますが、プログラミング技術が全くないので今後スキルアップ目的にE資格も検討したいと思っています。

 

 AI研究に少しでも興味がある方や、AIという時代の波に少しでもついていきたいという方に是非お勧めです。