研究助成受賞記 上原記念生命科学財団 2021年度 リサーチフェローシップ

更新日 2021.12.23

吉野 謙輔 (H21卒)

 

 今回、上原記念生命科学財団の2021年度リサーチフェローシップ(海外留学助成)に「AIを活用した関節MRI読影診断プログラムの開発」を採択いただきました。財団関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

 

 本研究は、人工知能を用いて膝関節MRIの読影能力を持つ診断モデルアルゴリズムの構築を目指すものです。人工知能を用いて画像診断能力を向上させる取り組みは種々の悪性腫瘍性疾患などで近年目覚ましい発展を遂げておりますが、関節外科領域ではまだまだ発展途上にあります。現在、私はカリフォルニア大学アーバイン校のAI診断センターにて骨関節領域における放射線診断学の人工知能応用について学ぶ大変貴重な機会を得ております。コロナ禍で週の半分は未だリモートワークであり、感染再拡大に伴う活動制限の可能性など、まだ不透明な部分もありますが、本研究が日本の骨関節領域における人工知能活用の先駆けとなれるよう精一杯精進していきたい所存であります。

 

 今回の助成に際しまして日頃からご指導頂いております大鳥教授、中村先生、萩原先生、淳朋会変形性関節症センターの渡辺淳也先生、カリフォルニア大学アーバイン校の吉岡大先生、Dr. Chang、並びにお世話になっている同門の先生方すべての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。