令和3年度整形災害外科学研究助成受賞のご報告

更新日 2022.6.17

千葉大学整形外科
弓手惇史 (H25卒)

 この度「人工知能を用いて患者負担・リスクを減らす擬似造影MRI画像取得の試み」というテーマで整形災害外科学研究助成を受賞いたしましたのでご報告致します。

 脊椎・脊髄疾患では早期診断や鑑別診断のために造影MRI検査は非常に有用ですが、造影剤の使用によりアナフィラキシーショックや乳酸アシドーシスなど生命に関わる重篤な副作用が起こり得ます。そこで近年研究が進んでいるAIを使用して、単純MRI画像から造影MRI画像の生成を目的とした研究に取り組んでおります。

 また今回は瓦井裕也先生が「変形性股関節症に関わるDNAメチル化プロファイルのエピジェネティクス解析と革新的治療作用点の創出」というテーマで基礎研究の助成金を受賞されました。千葉大学整形外科からの臨床研究と基礎研究の同時受賞を達成でき嬉しく思います。

 今回の研究助成にあたりご指導頂きました大鳥教授、古矢先生、牧先生、脊椎グループの先生に深く御礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

  瓦井裕也先生とトロフィーを持って