「骨粗鬆症デー in さんむ」イベントの御礼とご報告

更新日 2022.11.15

さんむ医療センター整形外科部長
石川哲大

 さんむ医療センターの骨粗鬆症リエゾンサービスチームが中心となり、世界骨粗鬆症デー(WOD: world osteoporosis day)でのイベントを山武市で開催しましたのでご報告いたします。世界骨粗鬆症デーは、1998年に国際骨粗鬆症財団(IOF・本部スイス)と世界保健機構(WHO)が共同により骨粗鬆症と骨代謝障害の啓発を目的として制定されました。「世界中から骨粗鬆症による骨折をなくす」ことを目標に世界規模でキャンペーンを展開しています。日本でも骨粗鬆症財団により2017年からブルーライトアップや市民啓発活動などが開催されています。

 

 

 日本骨粗鬆症財団のご指名とバックアップを受け、本年はさんむ医療センターで10月20日にライトアップを行いました。日没前の17時過ぎより投光器で病院の正面をブルーに照らし(写真1)、屋上の病院名の上にはプロジェクションマッピングで「世界骨粗鬆症デー」という文字を投影しました(写真2)。また、病院職員80名以上のボランティアの協力を得て病院屋上に「WOD」という文字をLEDライトで描き、これを上空からドローンで撮影して素晴らしい映像を撮影することができました。

(ダウンロード期限2023/2/1: https://25.gigafile.nu/0201-ke8b0031b8955e31b7cbb15c757a43a44

 

 

 

今後、このような活動を全国各地の病院で広げていきたいという財団の意向もあり、骨粗鬆症財団のホームページで今回の山武での活動を取り上げていただいておりますのでぜひご覧ください。

(日本骨粗鬆症財団:https://www.jpof.or.jp/general/wod/?TabModule698=0

 

 

 

 また、10月16日(日)には、山武市役所近くの市民ホール「のぎくプラザ」にて、市民公開講座、骨密度測定会、健康相談教室を開催しました。定員350名の会場が埋まるほどのほぼ満員で、予想を上回る大盛況でした。松下市長にもご来場いただき、開会の挨拶だけでなく、会の最後までご参加いただきました(写真3)。山武ならではの工夫として、なるべく幅広い年齢層の方々にご参加いただきたいと考え、地元出身のアーティストで山武市観光大使である「バルサミコヤス」さんに子供達向けのワークショップを開催していただきました(写真4)。市民講座の講師としては、さんむ医療センターからは石川と、管理栄養士の盛晃彦が、また骨粗鬆症に良い運動や転倒予防について姫島クリニック理学療法士である山元稔之さん、子供たちの食事や健康の問題について成東中養護教諭である小川雅代さんが担当しました。そして最後に株式会社圓窓代表取締役の澤円さんにご講演いただきました。澤さんは元マイクロソフトの業務執行役員で、サイバーセキュリティ、DX、プレゼンテーションなどを専門とし、複数の企業のアドバイザーや大学講師などを務められ、年間350回の講演をこなし「プレゼンテーションの神様」と呼ばれています(写真5)。コロナ禍にマイクロソフトから独立され、現在は世田谷・軽井沢と山武の三拠点生活についてもVoicyなど様々なメディアで発信されています。今回は山武市で暮らしてハッピーになったこと、毎日の生活を幸福に過ごす方法、について30分強お話しくださり、老若男女の聴衆からたくさんの笑顔と共感をいただきました。当日は北原聡太先生、守屋拓朗先生、大田光俊先生、藤本和輝先生、佐藤雅先生など多数の同門の先生や、近隣クリニックのスタッフの方々にご参加いただきました。誠にありがとうございました。

 

 

 

 この度はたくさんの皆様の共催、後援、ご協力をいただきまして、この場をお借りして関係各者の皆様へ深謝申し上げます。来年度以降もさんむ骨粗鬆症リエゾンサービスチームとして世界骨粗鬆症デーの活動を継続していきたいと考えておりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

写真1

 

 

写真2

 

 

写真3

 

写真4

 

写真5