日整会野球予選突破のお知らせ
更新日 2023.3.6
日整会野球大会関東地区最終予選が、3月5日(日)にサンケイスポーツセンターで行われました。
対戦校の筑波大は近年有力な若手選手が入っており、コロナ禍前よりも確実にパワーアップしているチームです。千葉大も若手の加入でさらに層が厚くなっていますが、公式戦は実に4年ぶりであり、いつにない緊張感につつまれました。また、筑波大の山崎教授、千葉大の大鳥教授がそれぞれ応援に駆け付けてくださり、両チームとも士気が高まり、プレイボールを迎えました。
試合はいきなり動き、先攻千葉大の1番打者 吉村先生(H30卒)は、公式戦初出場でしたが、放った打球はなんとレフトスタンド(土手)に飛び込み、初回先頭打者ホームランの離れ業をやってのけました。しかし、相手右腕はコーナーを突く巧みな投球術を武器に立ち直り、初回を1点で終えました。
その裏千葉大先発の稲垣先生(H26卒)も立ち上がりを攻め立てられ、四番打者に犠飛を許しあっさりと追い付かれてしまい、その後もピンチが拡大しますが、そこはエース、力勝負で脱しました。
2回3回は立ち直り、危なげなく0を刻み続け、千葉大は相手ミスに乗じて毎回得点圏に走者を進めるものの、タイムリーが出ない、両校とも緊張が張り詰める攻防が繰り広げられておりました。
嫌なムードが漂う中、
ピンチの後にチャンスあり。5回表、藤本先生(H19卒)が流し打ちでしぶとく出塁したのを皮切りに、吉村先生の強打、服部のコースヒットと3連打で1死満塁の好機をお膳立、ここで打席に向かうは千葉大の大黒柱、稲垣先生。ベンチのムードは最高潮、期待が込められたバットを一閃、レフト後方への大飛球は惜しくも好捕に遭ったものの、犠牲フライには充分であり、虎の子の1点が千葉大に入りました。
勝ち越した直後の5回裏、先頭打者が放った痛烈な打球を、セカンド山崎先生(H16卒)が横っ飛びで好捕し、ビッグプレーで流れを相手に譲ることなく、最終回は守護神吉村先生にスイッチし、堂々のマウンドさばきでアウトを重ねました。最後のバッターが放った三遊間への打球を、ショートに回った稲垣先生がファインプレーで仕留めゲームセット。4年ぶりに開催される日整会野球本戦に、3大会連続での出場が決まった瞬間でした。
キャプテンが投攻守で獅子奮迅の活躍をみせ、また若手とベテランの力が融合し、千葉大の新しい野球が見えた試合でした。本戦まで2カ月、更なるレベルアップを目指して練習を積んでまいります。
このように厳しい予選を突破できましたのも、皆さまの応援、ご支援の賜物でございます。誠にありがとうございます。引き続き本戦でも教授始め同門の皆様のご声援が必要です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
主将 稲垣健太
主務 服部史弥
写真①:千葉大学野球部
写真②:両校での記念撮影