令和5年度 整形災害外科研究助成財団 研究助成受賞の報告

更新日 2023.6.7

千葉大学整形外科/熊谷総合病院
H26卒 三浦正敬

この度、令和5年度の整形災害外科研究助成財団研究助成に「人工知能を用いた、脊椎脊髄損傷患者のMRI画像生成モデルの開発」を採択いただきました。この場をお借りして、採択いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 本研究へ助成を採択頂くのは三井住友海上福祉財団様、JA共済交通事故医療研究助成に続いて3度目になります。(応募が同時期のため、複数の研究助成に並行して応募しております)

 

 近年はコロナ禍のため表彰式は中止となっておりましたが、今回は4年振りに2023年5月10日、日整会の前夜に横浜のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルにて表彰式が行われました。残念ながら懇親会は来年からの再会ということで今年は表彰式のみでしたが、全国から集まった研究熱心な先生方の演題を見て大変刺激を受けることができました。

 

 現在私は千葉大の大学院を卒業後、市中病院に勤めております。臨床業務の傍ら、大鳥教授をはじめ、医局のご厚意で大学の特任研究員として研究を継続させていただいております。

 

 現在研究を進めておりますが、当初作成した画像変換モデルでは精度の点で難があり、最新のAIを搭載した画像変換モデルを組み直している段階になります。新たなモデルの実装のため、これまでに頂いた研究助成の一部を使用させていただいております。

 

 何とか社会に還元できる段階まで地道に研究を進めていければと思います。

 

 最後に、日頃から研究をご指導いただいております大鳥精司教授、古矢丈雄先生、牧聡先生、ならびに同門の先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。