令和5年度 先端がん医療 研究助成報告

更新日 2023.8.27

千葉大学整形外科 H31入局
大山秀平

この度令和5年度の上記研究助成をいただきましたのでご報告いたします。

 

転移性脊椎腫瘍患者の緊急手術は患者QOLのみならず医療従事者の負担増大につながっており、当院骨転移外来にとっての大きな課題となっております。採択いただきました研究の目的は、これらの問題を解消するため、脊髄圧迫によるOncology emergencyのリスクを予測するスコアリングの開発であり、そのスコアリングを基にした予防的手術の意思決定の最適化を見据えております。当院の骨転移外来の転移性脊椎腫瘍患者のデータを後方視的に解析し、危険因子を抽出。これを基に、スコアリングの開発を行う予定であり、現段階では、データの回収・解析が進行中でございます。頂いた助成金は、骨転移外来における本研究の推進、公表に使わせていただく予定です。

 

本研究を採択いただきましたNPO法人 医療・福祉ネットワーク千葉の皆様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。またご指導いただきました古矢丈雄先生、そして志賀康浩先生をはじめとする千葉大学整形外科骨転移外来担当医の先生方に厚く御礼申し上げます。引き続きのご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。