この度、 日本損害保険協会の交通事故医療研究助成に採択いただきました。
研究テーマは「急性期脊髄障害患者に対する歩行リハビリテーションの効果」で
す。関係者の皆様に心より御礼申し上げます。
　本研究は、術後急性期から歩行リハビリテーションを積極的に実施することで
術後の歩行能力の改善効果を検討することです。外傷性脊髄損傷に対するリハビ
リテーションのエビデンスは蓄積されつつあり、再生医療などへ発展しておりま
す。一方、圧迫性脊髄障害患者に対するリハビリテーションの進歩は外傷性脊髄
損傷と比較し、進んでいないのが現状であります。本研究が圧迫性脊髄症におけ
る急性期のリハビリテーションのエビデンス構築に寄与できるよう精一杯精進し
ていきたい所存であります。

　今回の採択に関して多大なるご助言、ご指導頂きました古矢丈雄先生、大鳥精司
教授、さらにリハビリテーション科の村田淳先生、リハビリテーション部の桑田
麻由子さん、石井駿さんにこの場をお借りして深く御礼申し上げます。