日本学術振興会海外特別研究員に採択されました

更新日 2024.10.22

H26年卒
土屋流人

 この度、2025年度日本学術振興会海外特別研究員に採択(内定)されましたのでご報告申し上げます。

 採択いただいた研究課題は、骨軟部肉腫の空間プロテオーム解析に関する内容になります。従来のオミクス解析はサンプルを丸ごと調整するバルク解析であり、サンプル内における遺伝子・タンパク発現の位置情報、偏在を解析することはできませんでした。しかし近年その問題点を解決する手法として空間オミクス解析が登場し、私が来年より留学するロンドン大学癌研究所では、骨軟部肉腫に対する空間プロテオーム解析を世界に先駆けて行っています。日本学術振興会海外特別研究員として世界最先端の研究を行い、その成果を最大限医局に還元できればと思います。

 本採択にあたり、国立がん研究センター中央病院の岩田慎太郎先生、同研究所の近藤格先生、そして大鳥精司教授、留学の相談に乗ってくださった同門の先生方に心より御礼申し上げます。

 引き続きご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。