第10回千整会奨励賞(基礎部門)を受賞して
更新日 2025.12.19
この度は、第10回千整会奨励賞(基礎部門)という栄誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。選考委員の先生方、ならびに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
受賞対象となった論文は、The Spine Journalに掲載された「Development of a machine learning model and a web application for predicting neurological outcome at hospital discharge in spinal cord injury patients」です。本研究は、日本リハビリテーションデータベースのビッグデータを用い、脊髄損傷患者の退院時機能予後を高精度に予測する機械学習モデルを開発し、さらにその成果を誰でも使用できるようWebアプリケーションとして実装・公開したものです。(http://3.138.174.54:8502/)
本研究は私にとって、研究者としての視座を大きく広げてくれた大変思い入れの深いものです。本論文での成果は、CSRS-AP 2024におけるBest Oral Presentation 2nd Prizeの受賞や、北米CSRSでのOral Presentationの機会をいただくなど、国内外を通じて多くの学術的評価を頂戴することができました。
研究の遂行にあたり、着想から論文完成に至るまで終始大変厚いご指導を賜りました牧聡先生に心より感謝申し上げます。また、古矢丈雄先生をはじめ、多大なるご助言とサポートをいただいた頚椎班の諸先生方に深く御礼申し上げます。
今回の受賞を励みに、今後もよい発表が続けていけるよう、より一層精進してまいる所存です。


