【保存版】Figure作成の仕方
更新日 2021.3.26
Figureは論文を印象付ける重要な要素です。気合いを入れて作成しましょう。
Figureの表記にも色々あります。
Figure 1
Figure 1.
Fig. 1
いずれに該当するか投稿雑誌の過去の論文を確認しましょう。
画像の解像度は最高のものを使うようにしてください(学会発表でもスマホでPC画面を撮影した画像を使うのは避けましょう!)。
PACSからjpeg出力する場合、 高品質のオプションを選択して圧縮率を100に設定してください。 出力されたjpegファイルを開いて拡大しても解像度が落ちないことを確認してください。
別の雑誌やインターネット上で確認できる媒体に投稿した写真を使用するのは二重投稿に当たりますので止めてください。論文のために1番いい写真は使用せずに温存しておきましょう。
基礎研究におけるプレパラートのfigureの作成の仕方は詳しい先生また別の機会にお願い致します 。
おおまかな流れとしては
- パワーポイントで図を作成
- PDFとしてエクスポート(jpgやtiffでエクスポートすると解像度落ちますのでPDFというのがポイントです)
- プレビューなどのPDF編集可能なソフトで切り取りをしてTIFF(論文で求められるファイル形式)にエクスポート
私も以前は②③の工程を有料の描画ソフトでやっていましたが、この方法で十分です。(沖松先生ありがとうございます)
Fig.1A, 1B, 1Cに関しては1枚の図として扱ってください。Fig. 1A, B, Cの大きさや間隔、A,B,Cのテキストボックスの位置は均等になるように配置してください、パワーポイントの位置合わせのツールが最近は使えますのでそれを利用して綺麗に揃うようにしてください。
ただし投稿時はFig.1,Fig.2,Fig.3は別々のファイルで投稿することが基本です。
Fig. 1A, B, Cの文字(A,B,C)のフォント、サイズ、文字の位置(左上、左下、図の内、外など)は投稿規程で指定がある場合もありますので確認してください。フォントはArial, Helveticaが多い印象です。※日本語のフォントはやめてください。太字にもしないでください。
解像度の指標にdpiがあります。投稿規定を確認して要求されるdpi以上のものを使ってください 。写真のみの画像は300dpi、画像の上に文字や線が載っている場合は600dpi、文字と線から成るグラフ などは1200dpiのことが多いです。
最高の解像度の 画像を持っていることが前提(低解像度のものを高解像度にしてくれるわけではないため )ですが dpiを調整する便利な オンラインのツールがあります。
https://convert.town/image-dpi
Figure Legends
本文のreference listの後に書きます。figureとfigure legendだけで本文を見なくても意味が分かる様に心がけてください。また本文に記載した内容とLegendの内容の重複が多くならないようにしてください。頻回に出てくる場合を除いて(本文中で使っていても)略語は避けてください。略語を使った場合はlegendの最後に下記のように記載します。(,と;の使い分けに注意。,よりも;の方が区切る力が強い)
CT, computed tomography; MRI, magnetic resonance imaging.