英文校正ツールGrammarlyの紹介
更新日 2021.4.17
Grammarlyは無料で利用可能な英文校正ツールです。基本的なスペルチェックや、aやtheなどの冠詞、三単現のs、単数形、複数形などの校正をしてくれます。個人的には日本人が苦手な冠詞の訂正にかなり感動しました。Wordの校正機能では引っかからない部分もかなり指摘してくれます。
Grammarlyを使って英文校正業者にかけるようになってからかなり訂正箇所は減りました。しかし前後の文章の意味を考慮した校正や投稿規定に合わせた校正まではできないので校正業者にかけるのは必須です。校正業者も文法間違いの多い文章に多く課金しているシステムのところもあるため、その意味でも有用かもしれません。また海外学会の抄録は締め切りまで時間がない場合、Grammarlyの校正で済ませてしまうこともあります。
有料版ですと高度な文法ミスの指摘をしてくれたり、文章を直接的な表現にrephraseしてくれたりもします。有料版には剽窃ツールもありますが実用レベルではありません。
ちなみに千葉大の教員、学生は有料版が無償で使用可能です。
https://skipwise.chiba-u.jp/uploads/Grammarly_Sign-up%20Instructions.pdf
さらに便利なのはChromeにプラグインで使えるので英語でメールを打つときやブラウザ上で英語で入力するときにも訂正をしてくれる点です。また最近ワードにもアドインできるようになった点も非常に便利です。
携帯やPCの普及で漢字を覚えなくなったのと一緒で英語のスペルを覚えなくなったのが唯一の弊害かもしれません。
最近公開された下記も少し使ってみましたが、Grammarlyの有料版の方が優れている印象です。(あくまで少し使っただけなのと、Trinkaのユーザーが増えてデータが蓄積されてくればより賢くなる可能性はあると思います)
Trinka | 学術論文・テクニカルライティングのためのAI英文校正ツール
Grammarlyを利用して基本的なミスは潰してから上の先生に確認してもらうようにすると良いと思います。