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【中〜上級者向け】研究デザインの作成に役立つガイドライン

更新日 2021.6.2

山口智志(H11年卒)

研究の成果を論文などで報告する際にどのような項目を含めるべきか、ということを知っておくことは、論文執筆のみならず研究計画作成の際に非常に重要です。これに関するガイドラインが多数公表されています。

 

ランダム化比較試験のConsolidated Standards of Reporting Trials statement (CONSORT statement)や観察的疫学研究のThe Strengthening the Reporting of Observational Studies in Epidemiology statement (STROBE statement)がよく知られていますが、その他にも研究デザインに合わせて様々なものがあり、多くは

 

Enhancing the QUAlity and Transparency Of health Research netword (EQUATOR network)

https://www.equator-network.org/

 

で検索することができます。最近は論文を投稿する際に、ガイドラインに付随するチェックリストの提出を求められることが増えています。

 

重要なのは、研究計画を作成する段階でチェックスリトの項目を満たしておくことです。また、チェックリストだけでなく説明と詳細(explanation and elaboration)に関する論文が出版されているので、ぜひ一読することをお勧めします。STROBE statementについては日本語訳もダウンロードできるようです.

 

https://www.strobe-statement.org/fileadmin/Strobe/uploads/translations/STROBE-Exp-JAPANESE.pdf