Seminar/Column

セミナー/コラム

日本脊髄障害医学会

更新日 平成29年7月24日

第52回日本脊髄障害医学会

大会長 
千葉県千葉リハビリテーションセンター
吉永勝訓(昭和55卒)

第52回日本脊髄障害医学会を平成29年11月16日(木)17日(金)の2日間、千葉市の三井ガーデンホテル千葉で開催せて頂きます。5月10日から演題募集を開始致します。学会の詳細は学会HPをご参照ください。
 本医学会(旧名:日本パラプレジア医学会)の第1回は、我が国の関係者が初めて車いすスポーツを目の当たりにした1964年東京パラリンピックの2年後、1966年に九州大学天児民和先生を会長として日本の車いすスポーツ発祥の地といわれる別府市で開催されました。以来50年経て現在に至るまで、本医学会は脊髄損傷・脊髄障害に関する研究・医療に従事する関係診療科の医師やコメディカルスタッフが一同に会して、研究発表や交流を図る学際的な学会です。故井上駿一教授も大切にされていた学会であり、脊髄損傷リハビリテーションは大学院時代、留学そして現在に至るまで私の仕事のなかで大きな分野ですので、私にとって大変思い入れのある学会です。また現在では、山崎正志先生をはじめ沢山の千葉大整形同門の先生方が役員・会員として所属され、毎年優れた研究を多数発表されております。
 本医学会の大会長は整形外科、脳外科、泌尿器科、神経内科、リハ科の持ち回りであり、千葉大整形同門では2002年の第37回大会を玉置哲也先生(当時和歌山県立医大)が担当されています。玉置先生はその後、本医学会の理事長をお務めになられました。千葉大学関係ではその他に泌尿器科の百瀬剛一先生(1974)、安田耕作先生(2004)、神経内科の服部孝道先生(2006)、榊原隆次先生(2016)が大会長を担当されました。私はリハビリテーション科の立場で今回の大会長を仰せつかったことから、昨年に続いて2年連続で千葉市での開催となりますが、千葉大整形同門としては2人目として本医学会を担当させて頂きますこと大変光栄に存じております。ただ、本格的な医学会を担当した経験がないことから、開催に向けては同門の古矢先生、國府田先生には運営幹事・委員になっていただき、また大鳥教授からも多大なご協力を頂いております。
 第52回の今大会はリハビリテーションの立場から「脊髄損傷患者の社会参加をめざして」というテーマを掲げました。このテーマに関連する企画をはじめ、脊髄損傷・脊髄障害の予防、基礎研究から治療、そしてリハビリテーションに至るまで、幅広い発表・情報交換の場となるように準備を進めてまいります。同門の先生方には本学会に参加をいただくことで大会を盛り上げていただきたく、ぜひご支援をお願い申し上げます。多数の同門の先生方のご参加をお待ち申し上げます。

日時: 2017年11月16日(木) 〜17日(金) 
会場: 三井ガーデンホテル千葉

URL:http://www.cs-oto.com/jascol52/