名誉教授の独り言(178) 目標。
更新日 平成29年10月18日
9月まで行っていた診療所を辞めさせて貰い、精神的に大変楽になり、よく眠れるようになりました。医療に対する考え方が経営者と異なり改める気もなさそうだったので、もうこの年では不本意な仕事はやるべきではないと思い、今回の決定となりました。横審委員長をさせてもらったお蔭でしょうか、幸いにして講演依頼や原稿依頼が幾つか来ており、今は売れないタレントより忙しいのではないかと思っています。でも、このバブルはそう長くは続かないと自覚しています。自分の年齢を考えるとそれも良いのではないでしょうか。講演と言っても最近は素人相手であり、最近は以前のPCが壊れてしまい、新しいPCにしたらpower pointが作れなくなってしまい、講演には腰と膝の模型を持って行き、必要な時はその模型を使って説明し、white boardを用意して頂き、時々はケーシー高峰風に書いて説明をしたりしています。最近は原稿を用意し、特に固有名詞は見ながら、やっと話している状況です。相撲の話と整形外科の話を冗談を交えながら話しており、割と反応は良いように感じています。
そのような中、最近の私のゴルフはスポーツクラブでの3年を超す筋力訓練のお蔭か飛距離がupしてきました。先日もグリーンオーバーが3回ほどあり、遂にはキャディーさんから私がクラブを選ぶと「大きいのでは?」と言われてしまいました。このまま頑張って、年末までに90を切ることを目標にやろうと思っています。早速、先日のラウンドでは、前半は45だったので、後半頑張ろうと思ったのですが、息切れがして出だしでパー5のところを2回木に当ててしまい10打となり、その後もメタメタで上がってみれば56と不本意な成績になってしまいました。次回に期待です。
27歳の時に医師国家試験に合格し、それからずっと医者をやっているのでもう50年です。医師免許証というのは一度合格すると死ぬまで有効です。でも、医療費は研修医がやっても大教授がやっても全く同じです。そういうシステムは良い点もあるでしょうが、何となく納得いかないこともあります。医師免許証を頂いてから、もちろん沢山勉強する人もいるでしょうし、あまり勉強しない人もいると思いますが、とにかく大変ありがたい資格です。でも、「そんなにお金の事ばかり考えていないで、少しは勉強しろ!」、と言いたくなる医者もいます。医者ぐらい実力に差のある職業は無いのではないかと感じています。そのような医師免許証を使って、10月からは千葉大学医学部の先輩がやっている病院で週に1日だけ整形外科医をやっています。その病院は田舎の老舗であり、患者さんは皆(ほとんど)素直な人達であり、整形外科医と言ってもメスは一切持ちませんので、ストレスはあまりなく心地よく診療にあたっています。
私は現在76歳ですし、現在は何時までこのような状態で仕事を続けて良いか悩んでいます。その病院の理事長は85歳ぐらいですので、事務長などはその位になるまで働いてほしいと言ってくれていますが、それは無理でしょう。自分で外来治療が出来る患者さんには出来るだけのことをしているつもりですが、ちょっと手の込んだ検査や治療は直ぐにかつての弟子や知り合いの医者に紹介させて頂いていますし、これからもそうしたいと思っています。
取り敢えず暇になった時間は目標に向かってゴルフの練習にでも行こうかと思っていますが、このところ毎日雨でおっくうになっています。