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名誉教授の独り言(230)大相撲維持員会退会

更新日 令和3年7月28日

長い間、両国国技館の大相撲を砂被りで見させてもらう維持員席を持っていたのですが近年体力的に苦しくなり自宅から片道1時間半かけて通うのが辛くなり、この度維持員会費を一挙に2倍にするということなどもあり退会させてもらうこととしました。この席は元々御存知内館牧子氏が持っていたものを受け継がせて頂いたもので、改めて内館先生からもご了解を頂いたので本日退会届を郵送しました。

 

 寂しい気持ち一杯です。稀勢の里が優勝し横綱に昇進した場所では自席で立ち上がると20名ぐらいの新聞記者が周りに来てくれて、ぶら下がり取材に応じたのは楽しい思い出です。

 

私の溜り席は正面1列目4番でした。土俵に一番近いところの真正面から臨場感一杯で取り組みを見ることができました。でも、しばしばお相撲さんが落ちてきました。多い日は3人位が落ちてきました。幸いにして私は大きな怪我はありませんでした。この席のチケットを全国多くの知人友人にご利用いただき友好を深める手立てとました。でも基本的には1場所10日位は自分で行きました。余程の好角家と思われたようで遂には「横綱審議委員長」に任じられてしまいました。以前は疲れるという感じは全くありませんでしたが最近は多少疲れるようになってきました。そういう意味でも今回の決断は頃合いのように思います。

 

「横審委員長まで務めたのに会費が2倍になったぐらいで辞めるとは何事か」とも言われましたが、これも世の流れでしょう。どうせ何時かは辞めなければならないので仕方ないと思っています。今回は維持員会を辞めますが、この後、人生を辞めるまで何をどういう順番で辞めることになるのでしょうか。ゴルフ、スポーツクラブ、非常勤医・・・。

 

このところ相撲の内容がつまらなくなってきており、されにいつもの事ですが不祥事が続き、少しいや気がさしていたことも事実です。これから日本勢が盛り返してかつての相撲人気が戻ることを願って維持員会を退会させて頂きます。