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AOFAS(American Orthopaedic Foot and Ankle Society)参加記

更新日 2018.7.15

平成22年卒
貞升 彩

 2018711日から14日まで、アメリカのボストンで開催されましたAOFAS(American Orthopaedic Foot and Ankle Society)に、山口智志先生(平成11年卒)、木村青児先生(平成22年卒業)、私、貞升彩(平成22年卒業)で参加しました。山口先生はtraveling fellowとして、木村先生と私はposter sessionでの発表者としての参加となりました。

 AOFASはアメリカの足の外科学会ではありますが、参加者は世界各国から集結しており、アジアからの参加者も多く見られました。また、学会自体が女性医師の活躍をサポートしているようであり、Women’s Leadership Awardsも設けられ、その発表もされておりました。学会会場を散策していたところ、フィリピン国籍の日系の女性医師の方に話しかけていただき、拙い英語ではありますが、多少なりとも議論できたことは貴重な経験となりました。

 私自身は今回が海外で開催される学会への初参加、また渡米自体も初であり、一番の不安要素であった、225㎝×100㎝の大きなポスターをちゃんと掲示できるか(とても小柄なため)という最大の懸念もありましたが、困っている私を見かねた、親切な展示場の職員の方が掲示してくださり、無事にクリアしました。助かりました。

 ボストンはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など世界の中でも名だたる大学が勢ぞろいしており、住民の20%が学生と言われているようです。観光で訪れてみました。ハーバード大学は伝統的な赤茶色の建物で統一されており、周囲に所狭しとカフェやレストランなどが密集し賑やかでしたが、一方マサチューセッツ工科大学は近代的な高層のビルや研究所が立ち並び、ビルの合間を世界各国の人がIDカードを首から下げ闊歩しておりました。それぞれ特徴があり対象的な印象を持ちました。いずれでも、アジア系の大学生や研究者と思われる方がいらっしゃり、一方的に親近感を持ちましたが、流暢な英語での会話を聞くと圧倒されました。学会会場でもそうですが、やはり英語力の重要性を改めて認識しました。

 ボストンというとてもアカデミックな街で開催された学会に参加でき、またボストンで短期間ですが滞在することができ、非常に嬉しく思います。機会を与えて下さった山口先生、またスポーツグループの先生方に感謝申し上げます。有難うございました。

 

発表内容

Comparison of Time-dependent Changes in Syndesmotic Reduction Between Suture-button

 and Screw Fixation for Ankle Malleolar Fractures with Tibiofibular Diastasis Seiji Kimura, MD; Satoshi Yamaguchi, MD, PhD

 

  Influence of Foot Position on the Measurement of First Metatarsal Pronation Using the First Metatarsal Axial Radiographs Aya Sadamasu, MD; Satoshi Yamaguchi, MD, PhD, Ryosuke Nakagawa, MD