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第2回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会 Young Investigator Award会長賞受賞にあたり

更新日 2018.11.5

千葉県がんセンター
平成24年卒 木下英幸

 2018112日〜4日の3日間にわたり仙台において、第2回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会が開催されました。大変恐れ多いことですが、若手最優秀演題賞であるYoung Investigator Award (YIA) 会長賞を受賞させて頂きましたのでご報告させていただきます。

 

 本会は秋季学術集会ではありましたが総演題数が819演題と規模も大きく、リハビリテーション医師やコメディカルの先生方も数多く参加されており、非常に活気のある学会で驚かされました。私はこれまでリハビリテーション医学会学術集会に参加したことはなく、いつもと異なる視点からの質疑応答にて刺激を受けたいと思い今回演題登録させていただきました。YIAセッションとは抄録にて40歳未満の6人の先生がYIA優秀賞に選出され、その中から当日の口演にて会長賞を1人選出するというものでありました。他の5人の先生方の発表はどれも素晴らしく、普段拝聴させていただいている演題とはテーマが全く異なるものであり、今後のリサーチテーマの参考となりました。私はその中で「サルコペニアにおける酸化ストレスの関与および抗酸化剤の効果の検討 」という演題で、筋萎縮に焦点を当て、リハビリテーションと絡めた発表をさせていただき、幸運なことに会長賞をいただくこととなりました。普段の聴衆とは異なる環境での質疑応答でありましたので貴重なご質問やご意見もいただき、有意義な発表となりました。また、千葉県千葉リハビリテーションセンターご勤務の菊地尚久先生のシンポジウムも拝聴させていただきました。回復期の脊髄損傷患者への治療や脊損リハセンターの立ち上げなどの内容であり、我々脊椎外科医としても非常に頼もしく、千葉大学整形外科の協力体制や勢いを再認識しました。

 

 また、仙台は牛タンが美味であることはもちろんのこと、同日は紅葉シーズン真っ只中であり、鳴子峡の紅葉の壮大さや鳴子温泉の泉質の良さに驚愕するなど学会の時間以外も満喫させていただきました。

 

 最後になりますが、このような研究を支えてくださいます、大鳥精司教授をはじめとした大学の教官の先生方、また、不在中に千葉県がんセンターの病棟を管理していただきました石井先生、米本先生、鴨田先生、塚西先生や関係者の方々にこの場をお借りしてお礼を申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。