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第13回千葉県骨軟部腫瘍症例研究会が開催されました

更新日 2025.10.8

H18年卒 志賀康浩

 2025年10月4日(土)、イオンコンパス幕張会議室にて「第13回千葉県骨軟部腫瘍症例研究会」が開催されました。本会は今回をもって最終回となりましたが、これまでの歩みを結ぶにふさわしい、有意義で次につながる充実した会となりました。

一般演題では、千葉労災病院橋本光宏先生座長のもと、

 

・東京歯科大学市川総合病院整形外科 相原佑貴先生               

「骨盤寛骨臼骨転移に対する骨セメント併用スクリュー固定の治療経験」

 

・千葉大学大学院医学研究院整形外科学 穂積崇史先生            

「NF1/NF2の疾患概念と脊椎診療のポイント」

 

・千葉県がんセンター 整形外科 木下英幸先生                   

「千葉県がんセンターの骨・軟部腫瘍に対する基礎的・臨床的取り組み」

 

の3題であり、非常にレベルの高いご発表と活発な討議がなされました。続くセッションではモデレーターを志賀が務め、「骨軟部腫瘍領域研修の現状と課題」というタイトルで専攻医の先生方からのアンケート結果を共有しました。世話人の先生方を中心に臨床現場に根ざした具体的なコメントと建設的提案が多数寄せられ、今後の改善策へ直結する内容となりました。

特別講演では座長穂積崇史先生の進行のもと、がん・感染症センター都立駒込病院 整形外科部長 杉田守礼先生より「脊椎腫瘍に対する当院の戦略」をご講演いただき、日本のがん診療を牽引する駒込病院における具体的診療の実際がわかりやすく紹介され、明日から現場で役立つ実践的な示唆に富む内容でした。

閉会の辞では、千葉大学医学部附属病院病院長大鳥精司先生より、本会の成果を次世代育成と地域連携の更なる強化へとつなげることを確認して頂きました。

 

共催頂きました久光製薬株式会社、ならびにご登壇・ご参加・運営にご尽力いただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます。