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第27回 ISMRM(International Society for Magnetic Resonance in Medicine) 参加記

更新日 2019.5.30

北村 充広(H21卒)

2019年5月11日~19日にカナダ ケベック州モントリオールで開催されたInternational Society for Magnetic Resonance in Medicineに参加致しました。会場は1976年にオリンピックが開催されたモントリオール市内の市街地で開催され、世界的歌手のセリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたノートルダム大聖堂まで徒歩数分という一等地での開催でした。神経系のみならず、肝臓、心臓などの各分野のMRIの基礎研究や臨床研究が発表され、医師だけでなく放射線技師の方々も多く参加される非常に規模の大きな学会でした。

 

 今回の学会には、萩原 茂生先生(H18卒)、牧 聡先生(H18卒)と私の3名が参加致しました。私は大学院時代の研究でDiffusion Tensor Imagingの機種間の互換性評価に関してd-posterで発表致しました。1時間程度、自身のスライドが入ったPCの横で演者が待機し、その内容に興味を持って頂けた方と個別にdiscussionしていく形式のものでした。周囲は皆、英語で白熱したdiscussionを繰り広げており、私も拙い英語で何とかプレゼンを行いながら、時折牧先生の流暢な英語に助けて頂きながら海外の研究者とdiscussionをしていきました。

 

 また、4月よりモントリオールにあるMcGill Universityに留学中の同期の瓦井先生に大学や市内の案内を頂きながら、色々な現地情報を教えて頂き、学会終了後はケベック料理や地ビールを堪能致しました。今回の国際学会発表では、最新のMRI研究に触れたことや、海外の研究者と間近にdiscussionしたことなど、貴重な経験をさせていただき、大変勉強になりました。この経験を糧にして、今後の診療、研究に一層励んでいきたいと思います。

 

 最後になりましたが、このような学会発表の機会を与えてくださいました、大鳥教授、古矢先生をはじめとする千葉大学の先生方、並びに私の長期の留守を御容赦頂きました大塚先生・藤由先生をはじめとする君津中央病院の各先生方に心より御礼申し上げます。

 

 

 

d-poster

◯ Shigeo Hagiwara

「Diffusion tensor imaging of the sciatic and femoral nerves in osteoarthritis of the hip and osteonecrosis of the femoral head」

 

◯ Mitsuhiro Kitamura

「Assessing inter-vender reproducibility of diffusion tensor imaging of the spinal cord for multi-center imaging studies」

 

学会場にて

 

留学中の瓦井先生とMcGill大学前にて