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第16回千葉県サッカー医科学研究会 開催報告

更新日 2026.3.26

船橋整形外科 千葉県サッカー協会医学委員会 村松佑太

 2026年3月7日、千葉メディカルセンターにおいて「第16回千葉県サッカー医科学研究会」が開催されました。本研究会は、サッカーに関わる医科学的知見の共有を目的としており、ドクターをはじめトレーナーなど、サッカー現場で活動するメディカルスタッフを主な対象としています。今回の参加者は58名(うち医師16名)でした。

 一般演題は県内医療機関から3演題の発表があり、血流制限トレーニングによる筋力増強効果、育成年代におけるPeak Height Velocity (PHV)と身体機能の関係、Osgood-Schlatter病の早期発見を目的とした検診の取り組み、についての研究結果が発表されました。いずれも現場活動に直結する有意義な内容でした。

 特別講演では「腰椎分離症に対する治療選択肢 -選手にとってベストな治療とは?-」をテーマに、筑波大学の辰村正紀先生から講演を賜わりました。腰椎分離症の疫学、検査・診断、保存治療から手術治療まで網羅的に詳しく解説され、最新の知見をupdateすることができました。特に、選手のおかれた状況や将来を考慮した個別対応の重要性が強調され、他覚的な視点での判断が求められることを学ぶ機会となりました。

 講演終了後には情報交換会を設け、参加者の交流を図る場とし、現場活動の幅を広げる機会となりました。

 例年本会は3月頃の開催としていますが、より多くの現場関係者が参加できるよう、Jリーグシーズン移行なども踏まえ、次回は2027年7月24日開催予定です。