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第31回日本脊椎インストゥルメンテーション学会参加報告

更新日 2022.11.30

H27卒 奥山 晃平

 2022年11月25日から26日にかけて大阪市北区、グランフロント内にあるナレッジキャピタル コングレコンベンションセンターB2Fにて開催された第31回日本脊椎インストゥルメンテーション学会に参加致しましたので御報告させて頂きます。

 

 今回はCOVID-19の第8波が到来しつつある中での開催ではありましたが、感染対策に注意をされた上、多くの現地参加者で賑わっておりました。

 本学会は昨今の脊椎インストゥルメント手術をはじめ新たな手術支援技術の開発に関する教育などの非常に新たな知識を得ることができるものであり、当院脊椎班(頚椎/腰椎班)は全員参加させて頂きました。

 

 

 本学会は第31回を迎え、今回の新たな試みとして、「日頃の診療での疑問点や学びたい項目、また現在研究されている分野でのシンポジウムや教育講演、ハンズオンセミナーなどを行う」ということで、ビデオシンポジウムでは「次世代へ伝えるべき脊椎技術」という項目で大鳥 精司教授が千葉大学の誇るべき御家芸であるL5/S1 前方固定の講演をされ、また、ハンズオンセミナーでは折田 純久先生が「OLIF51」の講習会をされておりました。

 

 

 また、「Legend講演」ということで、現富士整形外科の望月 眞人先生の「OPLLに対する前方徐圧固定術の詳細とその極意」を講演されており、千葉大学脊椎外科のレジェンドの先生も参加され、熱い学会となっておりました。

 

 

 一般演題では、千葉大学脊椎班のみでなく、関連病院の脊椎外科医の諸先輩方も数多く演題を出されており、千葉大学関連だけでも総演題数が52演題( 一般口演/ポスター)であり、全体の全演題(約260演題)の約1/5程度を千葉大学関連が占めるという非常に存在感を示した学会となりました。

特に、13人のフレッシュマンの先生方が発表され、多くが初めての学会発表にも関わらず、非常に勇ましく、堂々と発表しており、先輩として指導者として喜びを感じました。

ポスター会場では、「ワイン&チーズ」を味わいながらのポスター聴講と以前諸先輩方より噂でしかお聞きしたことがなかったのですが、今回大阪ということでポスター聴講の際に「たこ焼き&日本酒」を味わいながらであり、私は初体験であり非常に新鮮で印象深かったです。

 

 

 

その他、各セッションで

山崎 正志教授(筑波大学整形外科)

赤澤 努先生(聖マリアンナ医科大学整形外科)

國府田 正雄先生(筑波大学整形外科)

古矢 丈雄先生(千葉大学整形外科)

折田 純久先生(千葉大学整形外科)

以上の先生方が座長を務められておりました。(※名前順不同)

 

 

 

 本学会でも千葉大学整形外科教室の活発な活動を全面的に披露することができたと考えております。

また、私自身6年前のインスト学会が人生初めての学会であったため、今回後輩の先生方の発表を直接肌で感じ、初心にかえることができました。

今後とも千葉大学整形外科脊椎班の一員として研鑽を積んで参りたいと思います。

 

 

 

 最後になりましたが、このような貴重な機会を与えていただいた大鳥教授、そして留守中の病棟管理をして頂いた大学院の先生方、フレッシュマンの先生方、病棟スタッフ皆様に御礼申し上げます。