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第4回千葉県骨粗鬆症マネージャー連携協議会を開催しました

更新日 2019.2.8

千葉県骨粗鬆症マネージャー連携協議会  代表世話人
聖隷佐倉市民病院 理学療法士  加藤木 丈英

 2019年1月26日(土)に第4回骨粗鬆症マネージャー連携協議会をTKPガーデンシティ千葉(千葉市)で開催致しました。

 2016年に行った2回の勉強会を経て、2017年6月に千葉県骨粗鬆症マネージャー連携協議会を発足し、今回で4回目の開催となりました。当日は晴天に恵まれ過去最高の47名のご参加を頂きました。一般演題はさんむ医療センターの理学療法士 相内一成先生にさんむ医療センターの地域連携についてご講演を頂きました。その後、医療圏ごとに分かれて「骨粗鬆症を知り、みんなで地域をつくる」をテーマにグループワークを行いました。参加者は、整形外科医師・歯科医師・看護師・理学療法士・薬剤師・診療放射線技師・管理栄養士・臨床検査技師・事務職と多職種にわたる方々でした。

 また、その後の特別講演では、新潟リハビリテーション病院院長の山本智章先生と看護師の星野美和先生にご講演を頂きました。新潟県をあげて取り組まれている「地域サポーター制度」はとても素晴らしい制度であり、千葉県でも参考にさせて頂ければと思いました。

 骨粗鬆症リエゾンサービスの中心を担う骨粗鬆症マネージャーは、2018年4月現在で2499名が学会認定されております。しかし、骨粗鬆症患者を取り巻く環境は多岐に渡り、全国で「骨粗鬆症マネージャーの資格を取得したものの、何をやればいいのかわからない。」といった状態が続いております。また、「骨粗鬆症診療に興味があるが、骨粗鬆症マネージャーになるのはハードルが高い。」という声も聞かれます。本協議会は、そのような悩める骨粗鬆症マネージャーや骨粗鬆症診療をサポートしたいと考える方の拠り所となる協議会でありたいと考えております。

 今回は地域連携というテーマでしたが、斬新な意見や目から鱗のアイデアが出され、とても有意義なグループワークとなりました。今後も千葉大学整形外科の同門の先生方からのご意見を頂戴し、年2回の開催を目標に頑張って行きたいと思っております。

 なお、次回開催は、2019年6月29日(土曜日)に今回と同じ会場での開催が決定しております。今までご参加頂けなかった先生方も是非ご参加頂ければと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。