整形外科 Cadaver Workshop in Chiba <Hand & Elbow> -Basic-
Basic CAL course
更新日 2024.5.8
令和6年4月21日 開催
令和6年4月21日、シニアレジデントを対象とし整形外科Cadaver Workshop in Chiba <Hand & Elbow>-Basic-が千葉大学Clinical Anatomy Lab(CAL)にて開催されました。4月に整形外科医としてスタートを切ったシニアレジデントの医師を中心に、手術手技教育を受けるまたとない機会となりました。当大学では、各部位についてCSTを行っており、その第一弾となりました。
執刀医あるいは助手としてばね指の腱鞘切開術、手根管開放術や橈骨遠位端骨折の展開、ドケルバン腱鞘炎、肘部管症候群、肘関節外側の展開、さらには手術では観察できないその周辺の解剖についての理解を深めました。
これらの経験を、明日からの診療に活かし、患者さんに還元していただきたいと思います。
このような貴重な機会を与えて頂き、本セミナー開催に際し準備・運営ともに多大なご尽力を頂いたCAL並びに環境生命医学教室の皆様、共催のNPO 法人 千葉医師研修支援ネットワーク事務局の方々、CALの理念にご理解いただき医学の発展のためにご献体いただいた白菊会の方々にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。
参加者の声
2024年4月21日、千葉大学医学部附属病院Clinical Anatomy Lab(CAL)にて開催された『Cadaver Workshop in Chiba Hand&Elbow~Basic~』に参加させて頂きましたので御報告致します。
Workshopは御献体に関する講義を通してCALでの心構えを教わった後に開始となりました。
午前は手根管開放術・橈骨遠位端骨折の展開・ばね指の腱鞘切開術を行いました。実際の手術よりも広めに展開することでWorkshopでしか観察できない周辺の解剖についての理解も深まりました。午後は肘部管症候群に対する尺骨神経前方移行術・肘関節外側/前方アプローチ・de Quervain病の腱鞘切開術・母指CM関節症の固定術を学びました。一日を通じた先生方の御指導により、知識やスキルのギャップを埋め合わせることができました。
また今回初めて執刀医として術野に入らせて頂き、執刀医とは何かを考える良い機会となりました。これらはCadaver Workshopでなければ得難い貴重な経験であり、非常に有意義な時間を過ごすことができたと感じております。
事前準備から当日に至るまで御指導・御尽力下さった先生方、お忙しい中有り難うございました。
最後になりましたが、御献体頂きました白菊会の皆様・御遺族の方々に心より感謝申し上げます。
この度、千葉大学Clinical Anatomy Labにて行われた整形外科Cadaver Workshop in Chiba <Hand&Elbow>に参加させていただきました。
事前資料を用いて手の解剖構造、手術でのアプローチを学んだ上でWorkshopに臨みました。
Workshopでは手外科の先生方の指導のもと、実際の手術を行う際と同様のアプローチで解剖を行いました。さらにその周辺の血管・神経など気をつけるべき解剖構造の走行を同定し、さらに複雑な手の機能を実際に動かして確認することで、解剖の理解を深めることができました。
最後に、今回のWorkshopにご協力頂きました献体者とそのご遺族の皆様に深く感謝申し上げます。今回の得られた経験を、今後臨床で最大限生かすことができるよう、日々精進してまいります。